Intent モデルをレンダリングする

Intent はレンダリング プロセスを通じてモデル内の変更を自動的に追跡します。

Intent モデルへの自動更新を有効または無効にする

• クイック アクセス ツールバー(QAT)で、[モデルの自動更新]をクリックし、緑信号の状態と赤信号の状態間を切り替えます。
  

  緑信号の状態では、Inventor に対するすべての変更が伝播されます。

  赤信号の状態は、レンダリングに時間がかかる複数の変更を行う場合に便利です。

  一括変更の完了後、自動更新を緑に切り替え、すべての変更内容をモデルにレンダリングします。

  注: モデルがレンダリングされているかどうか問い合わせた場合、レンダリングが強制されます。更新オフに切り替えてからオンに戻すか、またはルール Root.RenderSelf を評価します。

進行状況インジケータ

レンダー操作にかなりの時間がかかる場合、現在の進捗状況が Inventor のステータス バーに表示されます。

Intent はステップ数をあらかじめ計算していません。このため、パーセンテージは、モデルをレンダリングするにしたがって減少する場合があります。

EnableProgress インジケータを設定する

• <インストール フォルダ>¥Bin フォルダの Intent.Config .xml ファイルで、メモ帳などのテキスト エディタを使用して、EnableProgressIndicator プロパティを設定します。
  

進行状況インジケータの表示をコントロールする

• 次のプロパティを使用して、プログラムで進行状況インジケータの表示を設定します。

  IntentAPI.Instance.Options.IsRenderProgressEnabled

カスタムの進行状況インジケータを作成する

• Autodesk.Intent.ProgressIndicator 抽象クラスから派生させます。
  
最も単純な実装は次のようになります。

    class NullProgressIndicator : ProgressIndicator
    {
        public NullProgressIndicator() : base() {}

        public override void OnStart() {}

        public override void OnProgress(long curValue, long maxValue) {}

        public override void OnEnd() {}
    }

注:
• 余分な計算やグラフィックスは Inventor のパフォーマンスを低下させることがあります。
• OnProgress メソッドは、すべてのステップではなく、完了率が変わるときのみ呼び出されます。
Intent API が初期化された後、クラスのインスタンスを作成します(Autodesk.Intent.IntentAPI.Initialized をチェックします)。
Intent のコードでは、次のような呼び出しでステップや範囲を編成します。