プロジェクトは、ユーザがフィーチャで作業中に表示されるフィーチャ クラス、ワークフロー、メニュー、およびツールバーを指定します。管理者はプロジェクトを定義し、ジョブ機能に基づく適切なロールと権限を割り当ててプロジェクトをカスタマイズできます。プロジェクトには 1 つまたは複数のインダストリ モデルが含まれています。たとえば、水道インダストリ モデルと下水道インダストリ モデルの両方にアクセスする必要があるユーザ用に両方のインダストリ モデルを 1 つのプロジェクトに含めることができます。
インダストリ モデルを使用すると、専門的なデータベースに格納されているジオメトリおよび属性データを管理できます。たとえば、自治体の水道ネットワークのすべての管、消火栓、およびバルブを管理できます。インダストリ モデルを使用して、作図を行い、ジョブの機能に応じて種々の方法でデータを再利用できます。すばやく正確に作業を実行できるインダストリ固有のデータ モデルとワーク フローがあります。
テンプレートからインダストリ モデルを作成したり、カスタム インダストリ モデルを作成できます。エンタープライズ インダストリ モデルの場合は、既存のエンタープライズ インダストリ モデルを読み込んで新しいインダストリ モデル ストラクチャを作成できます。
既存のデータをインダストリ モデル ストラクチャ内に読み込み、インダストリ モデルに追加できます。インダストリ モデルを設定してデータを読み込んだら、AutoCAD Map 3D ツールセット を使用してフィーチャを作成、編集、および解析できます。
インダストリ モデルは、次の要素を含んでいます。
COGO、寸法、プロファイル、または印刷などのデータベース拡張。インダストリ モデルごとに種々の一連のエクステンションを指定できます。
ユーティリティ事業者向けに特に設計されているデータ モデル、ワーク フロー、およびフィーチャ表示設定など、インダストリ固有の設定のコレクションです。一般に、インダストリ モデルごとに 1 つのモジュールを割り当て、プロジェクトごとに複数のインダストリ モデルを割り当てます。
モデル内の一連のフィーチャ クラス テーブル、およびこれらのフィーチャ クラスのトポロジ。トポロジは、正確なデータ管理、トレース、および解析を促進する、論理的に相関のあるネットワークにおけるポイントおよびライン(ネットワーク トポロジ)とポリゴン(エリア トポロジ)間のリレーションシップを維持します。 また、物理的に接続されていないフィーチャを含むように論理トポロジを定義することもできます。トポロジは、ジオメトリが変更または作成されたときに更新されます。
多くの場合、トポロジはビジネス上の問題を解決するために使用されます。たとえば、水道ネットワーク内の互いに接続されている水道管とバルブを追跡することで、特定のバルブを遮断した場合に影響を受ける家屋を判定するトレースを実行できます。
表示マネージャ内にロードされる一連のフィーチャ画層の定義、およびこれらの画層の既定のスタイル設定。たとえば、Oracle ベースの下水道インダストリ モデルの表示モデルやファイルベースの下水道インダストリ モデルの別の表示モデルを持つことができます。
表示マネージャを使用して、目的に役立つようにフィーチャのスタイルを変更できます。たとえば、メンテナンス担当者の場合は、設置年、使用されているマテリアル、および管の状態に応じて管のスタイルを設定できます。表示モデルは、Infrastructure Administrator ではなく、AutoCAD Map 3D ツールセット で設定します。
データベース内のフィーチャ クラスを変更するたびに特定のタスクを実行することにより、ビジネス ルールを適用するプロシージャおよびトリガ。フィーチャ ルールは、データベースのデータの完全性を維持するために役立ちます。 たとえば、フィーチャを移動してデータベースを更新すると、関連付けられているフィーチャ ルールによって、フィーチャのラベルも一緒に移動させることができます。
複数のプロジェクト チームが同じ情報セットから同時に作業を行うことができる長いトランザクション フィーチャ。チーム メンバは、作業するインフラストラクチャの領域の選択、ライブ データからの変更と追加の分離、完了したジョブを使用してライブに移行する承認プロセスの確立を行うことができます。ジョブは Oracle ベースのエンタープライズ インダストリ モデルのみで使用できます。
このフィーチャの属性データを表示するスクリーン。管理者はフォームのレイアウトと内容を指定できます。すべてのユーザは、フォームを使用してフィーチャ属性に関するレポートを表示、編集、および生成できます。
データの作成および解析用のスクリプト化された操作。たとえば、ワーク フローを使用してネットワーク管を作成したり、接続された管を検索できます。ワーク フローによりビジネス ルールを適用し、データの一貫性、精度、および設計標準を維持できます。
管理者が指定したレイアウトが使用されているフィーチャ データのビジュアル プレゼンテーション。すべてのユーザはスクリーン上でレポートを表示したり、印刷できます。