カメラ シーケンサ(Camera Sequencer)オプションとプレイブラスト(Playblast)オプションでは、ビデオ コーデックを使用してカメラ ショットをムービー クリップにプレイブラストします。Maya にはプレイブラスト用に特定のコーデックは用意されていないため、システムにインストールされているコーデックを使用します。すべてのコーデックが Maya と互換性があるとは限らないことに注意してください。
次の表に、各プラットフォームでサポートされているムービー タイプと既知の問題点を挙げます。
プラットフォーム | Windows 64 ビット | Mac OS X | Linux |
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サポートされているムービー テクノロジ(タイプ): |
QuickTime |
QuickTime |
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認定コーデック |
MPEG4 (Quicktime) |
MPEG4 (Quicktime) |
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既知の問題点 |
Motion JPEG と RGB 565 16 ビットカラーはサポートされていません。 DirectPlay または MediaFoundation 用に開発されたコーデック プラグインはサポートされていません。 |
パフォーマンスは、64 ビット システムではリアル タイムではありません。 |
プレイブラスト中に問題が発生した場合、追加のコーデックをダウンロードしてインストールする必要が生じることがあります。使用可能なコーデックは数も種類も多いため、Autodesk では動作確認をしたコーデックのリストは提供していません。
原則として、プレイブラストしたムービーを表示するマシンのコーデックを、ムービーの作成に使用するマシンと同じにしてください。たとえば、Linux システムでムービーをプレイブラストしたムービーを Windows システムまたは Mac OS X システムで表示する場合、表示するシステムで同じコーデックがサポートされ、インストールされていることを確認してください。
お使いのシステムで使用可能なコーデックのリストを表示するには、任意のプレイブラスト オプションを開きます(カメラ シーケンサ(Camera Sequencer)ウィンドウのプレイブラスト(Playblast)メニューまたはプレイブラスト オプション(Playblast Options)ウィンドウから実行できます)。出力するムービーのフォーマット(Format)を選択すると、使用可能なコーデックのリストがエンコーディング(Encoding)プルダウン リストに表示されます。追加のコーデックをインストールするとこのリストに追加され、次回 Maya を実行するときに使用可能になります。
インストールしたコーデックは、Maya と互換性がない場合でもエンコーディング(Encoding)リストに表示されます。
各プラットフォームのコーデックのサポートに関する追加の注意事項と例外については、以下のセクションを参照してください。
64 ビット Mac システムの場合、追加のコーデックをインストールしても使用可能なコーデックのリストは変更されません。プレイブラスト用に追加のコーデックをインストールした場合は、Maya を 32 ビット モードで実行してアクセスする必要があります。
Maya では現在 libquicktime (バージョン 1.1.4)を使用しており、これに含まれているコーデックは、png、jpeg、mjpa、raw、v308、v408、v410、yuv2、yuv4、yv12、2vuy、v210 です。これ以外のコーデックを使用する場合は、/maya/bin ディレクトリにインストールしてください。
ムービーを Linux システムで出力し、Windows または Mac OS X システムでムービーを表示する場合、png、raw、jpeg、mjpa、v408、yuv2、または 2vuy が最適です。