この例では、ボールの動きがドアの動きを駆動するようにするために、ドア オブジェクトのアトリビュートをボールのアトリビュートにリンクさせる場合のドリブン キーの設定(Set Driven Key)の使い方を説明します。
この例で示すように試してみることで、同じようなシーンを簡単にセットアップすることができます。
(X 軸に沿って配置されるように、大まかにスケールし、配置します。)
(ドアの前およそ 0, 1, 10 に配置されるようにスケールし、配置します。)
ドアとボールの動きをリンクさせるには
ドリブン キーの設定(Set Driven Key)ウィンドウが開きます。ドリブン(Driven)リストには Door と表示されています。
ドライバ(Driver)リストに Ball と表示されます。
これにより、ボールの移動 Z (Translate Z)の現在値を、ドアの移動 Y (Translate Y)の現在値とリンクするドリブン キーのリレーションシップが設定されます。ボールの移動 Z (Translate Z)がこの位置に来たときは必ず、ドアの移動 Y (Translate Y)もその現在値の位置にあります。
これにより、ボールの移動 Z (Translate Z)の現在値を、ドアの移動 Y (Translate Y)の値とリンクするドリブン キーが設定されます。
これまでに、いろいろな位置に、アトリビュート値をリンクする 3 種類のドリブン キーを設定しました。左右どちらからでも、ドアに向かってボールをドラッグすると、ドアはスムーズに上昇します。また、ドリブン キーの設定(Set Driven Key)ウィンドウでキー > 次へ進む(Key > Go To Next)またはキー > 前に戻る(Key > Go To Previous)を選択することにより、ドリブン キーを素早く変えることもできます。
タイム スライダ(Time Slider)からアニメーションを再生しても、ボールやドアは動かないことに注意してください。これは、ドリブン キーによって 1 つのアトリビュートが別のアトリビュートにリンクされますが、アトリビュートをタイム スライダ(Time Slider)のタイムにリンクすることはしないからです。ただし、キーフレームを設定してボールの位置をアニメートした場合は、ドリブン キーの関連付けに基づいて、ドアを自動的に動かすことができます。
グラフ エディタ(Graph Editor)で、Y 軸はドリブン アトリビュートの値を示し、X 軸はドライバ アトリビュートの値を示します。またカーブは、ボールの移動 Z の値が 0 に近づくにつれて上昇するドアの移動 Y の値を示します。