ジオメトリ キャッシュを作成すると、既定では、オブジェクトの変形がすべてのフレームで評価またはサンプリングされ、すべての評価がジオメトリ キャッシュに保存されます。オブジェクトの変形のサンプリングおよび保存方法は、キャッシュ オプションの評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))を変更することで変更できます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))では、ジオメトリ キャッシュの作成中にサンプルを採取する回数を指定できます。たとえば、評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))に 2 が設定されている場合、オブジェクトの変形は 1 フレームおきにサンプリングされます。保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s)) では、ジオメトリ キャッシュの作成中に保存するサンプルを指定できます。たとえば、保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))に 2 が設定されている場合、オブジェクトの変形のサンプルは 1 つおきにしかディスク上のジオメトリ キャッシュに保存されません。
評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))は、オブジェクトのキャッシュされた変形をサブサンプルまたはオーバーサンプルする場合にも便利です。たとえば、オブジェクトのジオメトリ キャッシュの長さをスケールしてスロー モーション エフェクトを作成する場合は評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))を 0.1、保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))を 1 に設定して、追加のキャッシュ データをジオメトリ キャッシュに保存します。このようにすると、オブジェクトのキャッシュを 10 ずつスケールしたときに、変形がスロー モーションで表示されます。追加のキャッシュ データを保存しなければ、オブジェクトのキャッシュされた変形は、キャッシュされたフレーム間でリニアに補間されます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))ジオメトリ キャッシュ オプションは、新規キャッシュの作成(Create New Cache)、キャッシュの置き換え(Replace Cache)、キャッシュのマージ(Merge Caches)、キャッシュにアペンド(Append to Cache)、およびキャッシュ フレームの置き換え(Replace Cache Frames)オプション ウィンドウにあります。