2 つのアニメーション クリップが共通のアトリビュートを共有し、同じキャラクタ セットに含まれるときには、ブレンドを作成できます。ブレンドを利用すると、一方のクリップから他方のクリップにモーションが推移するときに、トランジションがスムーズになります。ブレンドを作成および編集するも参照してください。
アニメーション クリップをブレンドするときは、それらのクリップのモーションが類似しているほど、より効果的なトランジションが作成されます。たとえば、歩行アニメーション クリップと走行アニメーション クリップの間にブレンドを作成すると、滑らかなトランジションが作成されます。一方、類似していないモーションをブレンドすると、滑らかなトランジションにならないことがあります。たとえば、走行アニメーション クリップと宙返りアニメーション クリップの間にブレンドを作成すると、ぎこちないトランジションが作成されます。
次の種類のブレンドを作成できます。
- 異なるトラックの重複しているクリップをブレンドします。 Maya によって、重複しているクリップ領域のアニメーションのみがブレンドされます。
- 同じトラック上の重複しないクリップをブレンド。 Maya によって 1 番目のクリップの最終フレームから 2 番目のクリップの第 1 フレームまでの間に、アニメーションが補間されます。
- 異なるトラック上の重複しないクリップをブレンド。
ブレンドを作成したら、そのブレンドカーブとウェイト カーブを編集できます。ブレンドのウェイト(Weight)アトリビュートを使って、各クリップがブレンドに与える影響力の量を制御します。たとえば、ブレンドのウェイトが 0.0 のときには、ブレンドの 1 番目のクリップだけがブレンドに影響し、ウェイトが 1.0 のときには、ブレンドの 2 番目のクリップだけがブレンドに影響します。
注: Trax タイムラインで同じ時刻に開始する重なり合ったクリップをブレンドすると、最初に影響力 100% になるクリップとして、ブレンドするときに最初に選択したクリップが使用されます。