インタラクティブ グルーミング ディスクリプションにリニア ワイヤ(Linear Wire)を追加することで、ヘアとファーをシミュレーションすることができます。モディファイアによって作成されたワイヤは、ダイナミック カーブに変換して、Maya の nHair システムによってコントロールできます。
注: また、一部の設定が異なる場合がありますが、このワークフローに従って、ガイド(Guide)モディファイアを使用してヘアをシミュレーションすることもできます。
このワークフローは、次の操作が完了していることを前提としています。
- インタラクティブ グルーミング エディタ(Interactive Groom Editor)でリニア ワイヤ(Linear Wire)モディファイアを選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の入力ワイヤ(Input Wire)セクションで、ワイヤをダイナミックに(Make Wires Dynamic)をクリックします。
- ガイドをダイナミックにするオプション(Make Guides Dynamic Options)ウィンドウで、適切なオプションを選択し、適用して閉じる(Apply and Close)をクリックします。
すると、ワイヤが入力カーブに変換されて
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の
入力(Input)の下に表示され、
xgmCurveToSpline_dynamicノードが作成されます。また、次に示すオブジェクトを持つ nHair システムが作成されます。
- ワイヤの入力カーブのダイナミック モーションを確認するには、シミュレーションを再生して開始フレームまで巻き戻します。
- インタラクティブ グルーミング エディタ(Interactive Groom Editor)でリニア ワイヤ(Linear Wire)モディファイアを選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のリニア ワイヤ モディファイア(Linear Wire Modifier)グループで、リファレンス ステータス(Reference State)の横にある更新(Update)をクリックします。
これにより、ヘアの開始ポーズがヘア シミュレーションの最初のフレームとして設定されます。
注: ガイド(Guide)モディファイアには、リファレンス ステータス(Reference State)アトリビュートはありません。
- シミュレーションを再生して、開始フレームまで巻き戻します。
これで、ヘアはダイナミック ワイヤのモーションに従うようになります。
- 必要に応じて、ヘア シミュレーションの Alembic キャッシュを作成します。これはインタラクティブ グルーミング エディタ(Interactive Groom Editor)でディスクリプションを選択し、を選択することで実行できます。
「インタラクティブ グルーミング ヘアのキャッシュを作成する」を参照してください。
シミュレーションを再生すると、すべての XGen データがディスク上のキャッシュ ファイル ノードから読み取られます。
これらのダイナミック ワイヤを使用して、他のディスクリプションのヘアのシミュレーションを制御できます。「ガイド(Guide)またはリニア ワイヤ(Linear Wire)モディファイアを使用して複数のディスクリプションをコントロールする」を参照してください。
ヘアのシミュレーションをコントロールする
nucleus と nHair システム ノードを使用して、シミュレーション関連の設定を調整します。たとえば、次のようになります。