Maya がクラッシュした場合、Maya が修復バージョンを作成し、次にソフトウェアを起動したときに表示するオプションを提供できるように、クラッシュを終了します。クラッシュの修復ファイルをサルベージできない場合、Maya ではコンピュータの次の一時ディレクトリにもファイルが保存されます。
- Windows: ¥Users¥[user name]¥AppData¥Local¥Temp¥[user name]
- Macintosh: ~/Documents/tmp
- Linux: /tmp
注:
修復ファイルは、ユーザ名、バージョンおよび日付を識別する一連の数値、ファイル拡張子 .ma。たとえば、「smith.20160118.1202.ma」です。
AppData フォルダを検索する
AppData フォルダが表示されないのは、Windows が既定で AppData を隠しフォルダに設定しているからです。
Windows 10 で AppData フォルダを表示するには
- Windows のファイル エクスプローラーで、[表示]タブをクリックします。
- [表示/非表示]セクションで、[隠しファイル]をオンにします。
Windows 7 で AppData フォルダを表示するには
- Windows のファイル エクスプローラーで、[ツール] > [フォルダー オプション]を選択します。
- [フォルダー オプション]ウィンドウで[表示]タブをクリックし、隠しファイルとフォルダの設定を見つけます。
- [隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する]オプションをオンにします。
環境変数および保存されたシーン ファイル
シーン ファイルは、TEMPDIR 環境変数の値を使用して保存されます。
この変数は、Maya がクラッシュした場合のファイルのレンダリング中またはクラッシュ時に、さまざまなテンポラリ ファイル(テンポラリ レンダー キャッシュ ファイルなど)用に使用されるディレクトリの場所を指定します。この変数を使用して標準的なパスを変更する方法については、「環境変数」を参照してください。
- Windows を使用している場合は、TEMP と TMPDIR の両方を設定します。
- Mac OS X を使用している場合は、TMPDIR を設定します。この値は、ターミナル ウィンドウで echo $TMPDIR を実行することにより確認できます。
- Linux を実行している場合は、TMPDIR を設定します。この値は、ターミナル ウィンドウで echo $TMPDIR を実行することにより確認できます。
TEMP 変数(Windows/Mac OS X)または TEMPDIR 変数(Linux)を使用している場合、修復ファイルはこの変数内のパスに保存されます。