共通オペレータ アトリビュート

いくつかのアトリビュートは、すべてのカラー変換オペレータ要素に共通です。

id
要素の一意の識別子です。オプションです。
name
要素の分かりやすい名前です。オプションです。
bypass
バージョン 1.3 で導入されました。
オペレータがカラー処理中に適用されないように指定します。オプションです。
このアトリビュートが存在する場合、その値は "true" である必要があります。このアトリビュートと、パラメータ アトリビュートが "LOOK_SWITCH" に設定された DynamicParameter 要素を組み合わせて使用することで、ファイルにレンダーされた値には影響せず、表示用にオンとオフを切り替えることができるオペレータを定義することができます。
inBitDepth
オペレータによって要求される入力カラー データ タイプです。必須です。
outBitDepth
オペレータによって生成される出力カラー データ タイプです。必須です。
注: 各オペレータの inBitDepth アトリビュートは、チェーン内の前の outBitDepth アトリビュートと一致する必要があります。

inBitDepth と outBitDepth でサポートされる値

意味
"8i" 8 ビット整数
"10i" 10 ビット整数
"12i" 12 ビット整数
"16i" 16 ビット整数
"16f" 16 ビット浮動小数点(半精度浮動小数)
"32f" 32 ビット浮動小数点(単精度)

ビット深度の概要

inBitDepth および outBitDepth アトリビュートで指定された値は、カラー値の量子化に影響しません。すべての処理が 32 ビット浮動小数点値を使用して行われます。

inBitDepth および outBitDepth アトリビュートは、Array、Matrix、Range 要素で使用されている値など、CTF ファイルで使用されている数字のフォーマットにのみ影響します。たとえば、[0, 1023]の範囲の整数に値を指定することが便利な場合には、"10i" の inBitDepth を使用することができます。この範囲外の値を指定することもでき、それらの値は中間の計算で使用されます。