| string | メモリ制限に達したかどうかを示す状態(「resourceUsage」フラグで「out」、「okay」、「low」、または「unlimited」を指定) |
| boolean | セーフ モードを有効にするかどうかを示す状態(「safeMode」フラグを指定) |
| boolean | セーフ モードがトリガされたかどうかを示す状態(「safeModeTriggered」フラグを指定) |
| boolean | フレームのスキップ禁止が有効かどうかを示す状態(「preventFrameSkip」フラグを指定) |
| boolean | バックグラウンドでキャッシュが計算されたかどうかを示す状態(「waitForCache」フラグを指定) |
| string[] | 使用可能なキャッシュ名(「listCacheNames」フラグを指定)。 |
| string | キャッシュ エバリュエータによって現在キャッシュされているノードのリスト(「listCachedNodes」フラグを指定) |
| string[] | 使用可能な値の名前(「listValueNames」フラグを指定) |
| string[] | 要求されたノードのパラメータ値(「cacheName」フラグを指定) |
| string[] | 要求されたノードでデリゲート評価が有効かどうかの状態(「delegateEvaluation」フラグを指定) |
| string | JSON 配列として表された、現在モードの作成パラメータ(「creationParameters」フラグを指定) |
| string[] | キャッシング ポイントとしてマークされたノードのリスト(「cachingPoints」フラグを指定) |
| string[] | レイヤ評価のためにキャッシング ポイントとして強制されるノードのリスト(「layeredEvaluationCachingPoints」フラグを指定) |
| int[] | キャッシュされるフレームのリスト(「cachedFrames」フラグを指定) |
| string | 現在のキャッシュ充填モード(「cacheFillMode」フラグを指定) |
| string | 現在のキャッシュ充填順序(「cacheFillOrder」フラグを指定) |
| string | すべてのセーフ モード メッセージのリスト(「safeModeMessages」フラグを指定) |
| string | 現在のハイブリッド キャッシュ モード(「hybridCacheMode」フラグを指定) |
| ロング ネーム(ショート ネーム) |
引数タイプ |
プロパティ |
-cacheFillMode(-cfm)
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string
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キャッシュの充填モードを指定します。有効な値は、再生中にキャッシュを充填する「syncOnly」、再生中に、およびバックグラウンドでキャッシュする「syncAsync」、およびバックグラウンドでのみキャッシュを充填する「asyncOnly」です。照会により、現在のモードが返されます。
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-cacheFillOrder(-cfo)
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string
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キャッシュがタイムラインを充填する順序を指定します。有効な値は、順方向にキャッシュを充填する「forward」、逆方向にキャッシュを充填する「backward」、順方向と逆方向に同時にキャッシュを充填する「bidirectional」、アニメーションの先頭から順方向にキャッシュを充填する「forwardFromBegin」です。照会により、現在のキャッシュ充填モードが返されます。
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-cacheInvalidate(-ci)
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timerange
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キャッシュを無効化する必要があるフレーム レンジを指定します。範囲は、正の整数のペアとして指定する必要があります。
使用例:
- -ci "10:20"{Python equivalent: ('10','20')} は、10 ~ 20 の範囲(現在の時間単位、両方の値を含む)のすべてのフレームを意味します。
範囲の一端を省略すると、次の例のように、アニメーション範囲のいずれかの端(または両端)が使用されます。
- -ci "10:" は、時間 10 (現在の時間単位)から(タイムライン上の)アニメーション範囲内の最大時間までのすべてのフレームを意味します。
- -ci ":10" は、(タイムライン上の)アニメーション範囲の最大時間から、時間 10 (現在の時間単位、両方の値を含む)までのすべてのフレームを意味します。
- -ci ":" は、現在のアニメーション範囲の、最小時間から最大時間までのすべてのフレームを指定する短縮形です。
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-cacheName(-cn)
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string
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値の照会元のキャッシュの名前を指定します。
照会モードでは、このフラグに値が必要になります。
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-cachedFrames(-cfs)
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有効なキャッシュ データを持つフレームのリストを取得します。結果は、(cache-status, begin-frame, end-frame)の複数のトリプレットを含む整数配列です。たとえば 9 個の整数の配列[(0b01, 1, 3), (0b10, 7, 10), (0b11, 13, 15)]のようになります。MEL では、結果は「int[9]」と入力されます。Python では、結果は「Tuple[int,int,int][3]」と入力されます。結果は、フレーム 1:3 (1,2,3)、7:10 (7,8,9,19)、および 13:15 (13,14,15)がキャッシュされていることを示しています。他のフレームには有効なキャッシュ データは含まれていません。「layeredEvaluationActive」が false の場合、cache-status 番号は常に 1 です。「layeredEvaluationActive」が true の場合、cache-status は {1,2,3} のいずれかになります。フレームがアニメーション キャッシュまたはダイナミクス キャッシュのどちらで有効かを表します。エンコーディングは次のとおりです。
- 1 (0b01) : アニメーション キャッシュのみが有効です
- 2 (0b10) : ダイナミクス キャッシュのみが有効です
- 3 (0b11) : アニメーション キャッシュとダイナミクス キャッシュの両方が有効です
上記の例は、フレーム 1:3 はアニメーション キャッシュでのみ有効であることを示しています。フレーム 7:10 は、ダイナミクス キャッシュでのみ有効です。フレーム 13:15 は両方のキャッシュで有効で、「完全キャッシュ」と見なされます。
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-cachingPoints(-cps)
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キャッシング ポイントとしてマークされたノード(少なくとも 1 つのタイプのキャッシュがアクティブなノード)のリストを取得します。
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-creationParameters(-cp)
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現在のモードの作成パラメータを取得します。結果は、各ルールの要素を含む配列を表す JSON 文字列です。各要素は、ルール作成時のパラメータ名とその値の間の関連付けを表します。
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-delegateEvaluation(-de)
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指定されたノードが評価をデリゲートされているかどうかを返します。
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-dynamicsAsyncRefresh(-dar)
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boolean
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ダイナミクス サポート モードで非同期更新を有効/無効にします。これまでは、シミュレーション システム関連の編集を行うには、ユーザがシーンを再生し直して、結果を確認する必要がありました。非同期更新をアクティブにすると、Maya はシミュレーションをバックグラウンドで処理し、結果の準備ができた後にビューポートを更新します。フレームに一時的な編集内容が含まれている場合は、自動更新が行われないことに注意してください。たとえば、オブジェクトはキーフレームの設定なしで移動されます。
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-dynamicsSupportActive(-dsa)
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boolean
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ダイナミクス サポート モードがアクティブかどうかを照会します。ダイナミクス サポート モードは、ヘアや流体などの物理シミュレーションをサポートする場合に使用します。このようなノードがシーン内に検出された場合は、このモードがアクティブになり、「enableDynamicsSupport」が true に設定されます。ダイナミクス サポート モードがアクティブな場合は、次の動作に注目してください。
- キャッシュされていないフレームでは、ダイナミクス ノードがフリーズします
- タイム スライダに別のダイナミクス キャッシュ ラインが表示されます
- ダイナミクス キャッシュはアニメーション キャッシュがフィルされた後で開始します
- ダイナミクス キャッシュはバックグラウンドでのみフィルされます
- ダイナミクス キャッシュは常に最初から前方にフィルされます
- ダイナミクス キャッシュの評価ではフォアグラウンドのダイナミクス ノードが更新される場合があります(「dynamicsAsyncRefresh」フラグを参照)
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-dynamicsSupportEnabled(-dse)
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boolean
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ダイナミクス ノードがキャッシュされた再生に参加できるかどうかを指定します。オフにすると、「セーフ モード」がトリガされて、キャッシングが禁止されます。オンにすると、ダイナミクス ノードはキャッシングに参加するようになり、「ダイナミクス サポート モード」がトリガされます。詳細については、フラグ「dynamicssupportactive」を確認してください。
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-flushCache(-fc)
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string
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現在のキャッシュをフラッシュするよう指定します。有効な値は、既存のキャッシュをバックアップとして保存する「keep」、および現在のキャッシュを削除する「destroy」です。
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-flushCacheRange(-fcr)
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timerange boolean
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キャッシュをフラッシュする必要があるフレーム レンジを指定します。 既定では、これによってキャッシュが破壊されます。「flushCache」も設定されている場合は、フラッシュされるキャッシュ範囲で何を行うべきかを定義します。範囲は、正の整数とブール値のペアとして指定する必要があります。
使用例:
- -flushCacheRange "10:20" on {Python equivalent: ('10','20',True)} は、10 ~ 20 の範囲(現在の時間単位、両方の値を含む)のすべてのフレームを意味します。
- -flushCacheRange "12:18" off {Python equivalent: ('12','18',False)} は、12 より前と 18 より後(現在の時間単位、両方の値を含まない)のすべてのフレームを意味します。
範囲の一端を省略すると、次の例のように、アニメーション範囲のいずれかの端(または両端)が使用されます。
- -flushCacheRange "10:" on は、時間 10 (現在の時間単位)から(タイムライン上の)アニメーション範囲内の最大時間までのすべてのフレームを意味します。
- -flushCacheRange ":10" on は、(タイムライン上の)アニメーション範囲の最大時間から、時間 10 (現在の時間単位、両方の値を含む)までのすべてのフレームを意味します。
- -flushCacheRange ":" on は、現在のアニメーション範囲の、最小時間から最大時間までのすべてのフレームを指定する短縮形です。
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-flushCacheSync(-fcs)
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boolean
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キャッシュのフラッシュ方法(同期または非同期)を指定します。同期の場合は true、非同期の場合は false です。
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-flushCacheWait(-fcw)
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-hybridCacheMode(-hcm)
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string
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ハイブリッド キャッシュ モードを指定します。有効な値は、ハイブリッド キャッシュを使用しない「disabled」、(キャッシュするのではなく)スムーズ メッシュ プレビューを使用する場合に GPU でサポートされるデフォメーション スタックを持つメッシュを GPU で評価する「smp」、GPU でサポートされるデフォメーション スタックを持つすべてのメッシュを GPU で評価する「all」です。照会により、現在のモードが返されます。
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-layeredEvaluationActive(-lea)
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boolean
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レイヤ評価モードがアクティブかどうかを照会します。レイヤ評価がアクティブな場合は、バックグラウンド キャッシュ フィル プロセスが複数のパスに分割されて、さまざまなコンテンツ(評価ノード)に対応できるようになります。これらのコンテンツは「評価レイヤ」と呼ばれ、アニメーション評価中にそれぞれ異なる LOD (詳細レベル)を表します。例:
- 1 番目のレイヤには、キャラクタ モーションをなどの通常のアニメーションが含まれています。
- 2 番目のレイヤには、キャラクタのヘアやクロスなどのダイナミクス シミュレーションが含まれています。
Maya はレイヤごとに独立したキャッシュおよびキャッシュ フィル パスを作成します。これらのレイヤを表す追加のキャッシュ バーがタイム スライダの UI に追加されます。各レイヤのバックグラウンド キャッシュ フィル パスは順番に開始されます。上の例では、バックグラウンド キャッシュ フィルの 2 つのパスが観察されます。バックグラウンド キャッシュ フィル(再生フィル)の最初のパスでは、キャラクタ モーションのみが評価およびフィルされ、ヘアおよびクロスはフリーズします。すべてのフレームで 2 番目のレイヤのキャッシュがフィルされた後に、キャッシュ フィルの 1 番目のパスによってヘアおよびクロスの物理シミュレーションが開始し、2 番目のレイヤのキャッシュがフィルされます。1 つのフレームで 2 番目のレイヤのキャッシュがフィルされたら、ユーザはタイムラインをスクラブして、完全に更新されたエフェクトを表示することができます。レイヤ評価がアクティブな場合に、フォアグラウンドで再生または操作を行うと、最初の評価レイヤのみが評価されます。すべての FX コンテンツは、バックグラウンド シミュレーションが完了するまでビューポート内でフリーズします。たとえば、キャラクタの頭部を回転しても、ヘアはリアルタイムで追従しません。フラグ「dynamicsAsyncRefresh」が有効な場合は、シミュレーションがキャッシュされた後、FX コンテンツは自動的に更新されます。詳細については、フラグを参照してください。
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-layeredEvaluationCachingPoints(-lec)
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レイヤ評価のためにキャッシング ポイントとしてマークされたノード リストを取得します。
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-layeredEvaluationEnabled(-lee)
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boolean
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ダイナミクス サポート モードでレイヤ評価を有効/無効にします。レイヤ化された評価が有効な動作の詳細については、フラグ「dynamicsSupportActive」および「layeredEvaluationActive」を参照してください。このフラグは、テストの目的でプラグイン開発者をサポートするために提供されています。本番環境でこのオプションを無効にすることはお勧めしません。無効にすると、ダイナミクス ノードは通常のアニメーションと同じキャッシュを共有します。ダイナミクス ノードを評価し、フォアグラウンドでキャッシュに保存できます。バックグラウンドの「cacheFillOrder」オプションは「forwardFromBegin」にロックされます。cacheFillMode を「syncOnly」に設定して使用すると、バックグラウンドで評価できないレガシー ダイナミクス ノードをサポートするために使用することもできます。
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-listCacheNames(-lcn)
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-listCachedNodes(-lcd)
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-listValueNames(-lvn)
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指定したキャッシュに対して照会できる値名のリストを返します。
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-newAction(-na)
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string
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新しいフィルタ/アクション ルール内に作成する新しいアクションの名前を指定します。
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-newActionParam(-nap)
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string
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新しいフィルタ/アクション ルール内に作成する新しいアクションに渡すパラメータ文字列を指定します。
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-newFilter(-nf)
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string
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新しいフィルタ/アクション ルール内に作成する新しいフィルタの名前を指定します。
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-newFilterParam(-nfp)
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string
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新しいフィルタ/アクション ルール内に作成する新しいフィルタに渡すパラメータ文字列を指定します。
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-newRule(-nr)
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string
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-newRuleParam(-nrp)
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string
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新規作成するルールに渡すパラメータ文字列を指定します。
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-pauseInvalidation(-pi)
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キャッシュのすべての受信無効化を一時停止します。resumeInvalidation フラグを指定して、対称的に操作します。PauseInvalidation は複数回呼び出すことができ、ネストされた状況で役立ちます。無効化を再開するには、再開を同じ回数だけ呼び出す必要があります。照会した場合、キャッシングが一時停止される期間が返されます。0 を指定すると、キャッシングが再開されます。
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-preventFrameSkip(-pfs)
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boolean
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フレームのスキップを有効にするかどうかを指定します。フレームのスキップが有効な場合は次の動作が発生し、再生がリアルタイムで行われるように設定されます。
- キャッシュをリアルタイムのフレーム レートで充填できない場合、フレームはスキップされません。
- すべてのフレームがループされた(そのため、すべてのフレームがキャッシュされた)後も、キャッシュからの再生をリアルタイム フレーム レートで実行できない場合、フレームはスキップされます。
- すべてのフレームがキャッシュされる前にメモリ制限に到達した場合、フレームはスキップされます。
- 再生時にキャッシュが無効化されている場合は(キャッシュのフラッシュなど)、(キャッシュが再びいっぱいになるまで)フレームはスキップされません。
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-resetRules(-rr)
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キャッシュ設定ルールをリセットして、ルール セットを空にします。
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-resourceUsage(-ru)
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リソース使用率の現在の状態を文字列として返します。「unlimited」の場合は、リソース制限が無視されています。「out」の場合は、メモリ制限に達しています。「low」の場合は、メモリ使用率が指定された制限の 90% に達しています。「okay」の場合は、メモリ使用率が指定された制限の 90% 未満です。
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-resumeInvalidation(-ri)
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キャッシュのすべての受信無効化を再開します。pauseInvalidation フラグを指定して、対称的に操作します。PauseInvalidation は複数回呼び出すことができ、ネストされた状況で役立ちます。無効化を再開するには、再開を同じ回数だけ呼び出す必要があります。照会した場合、キャッシュが再開されている場合は true、それ以外の場合は false を返します。
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-safeMode(-sf)
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boolean
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セーフ モードをオンまたはオフにします。照会モードでは、キャッシュ エバリュエータのセーフ モードのステータスを返します。
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-safeModeMessages(-sfm)
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セーフ モードのメッセージをコンソールに出力します。
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-safeModeTriggered(-sft)
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キャッシュ エバリュエータに対してセーフ モードがトリガされたかどうかを返します。
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-valueName(-vn)
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string
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値を照会するパラメータの名前を指定します。
照会モードでは、このフラグに値が必要になります。
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-waitForCache(-wfc)
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float
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キャッシュがバックグラウンドで充填されるまで待機するよう指定します。[待機時間(秒)]でタイムアウトします。
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