ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.

概要

polyMergeVertex([alwaysMergeTwoVertices=boolean], [caching=boolean], [constructionHistory=boolean], [distance=linear], [mergeToComponents=string], [name=string], [nodeState=int], [texture=boolean], [worldSpace=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

polyMergeVertex は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

指定しきい値内の頂点をマージします。
同じオブジェクト上に存在する頂点はすべてマージできるため、作成されたジオメトリが非多様体になる可能性があります。

まず、選択した頂点のペアが比較されます。相互に特定距離内にあるペアが、中間のエッジとともにマージされます。

次に、頂点間の距離が指定距離以内である場合、エッジを共有する、選択した頂点がすべてマージされます。

エッジのマージとは異なり、頂点のマージでは、頂点を結ぶエッジの向きが一致していなくても(つまり、隣接フェースの法線が同じ方向を向いていなくても)マージが実行されます。この制限事項が頂点のマージでは強制されないので、作成されたジオメトリは非多様体になることがあります。

alwaysMergeTwoVertices が設定されているときに、頂点が 2 つしかない場合、許容値は無視され、頂点はマージされます。

作成されたメッシュには、ジオメトリを有効にするために頂点かエッジが余分に含まれることがあります。

戻り値

stringノード名

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

関連

polyCloseBorder, polyCollapseEdge, polyCollapseFacet, polyDelEdge, polyDelFacet, polyDelVertex, polyMergeEdge, polyMergeFacet, polyQuad, polyReduce, polySewEdge

フラグ

alwaysMergeTwoVertices, caching, constructionHistory, distance, mergeToComponents, name, nodeState, texture, worldSpace
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
Common poly modifier operation flags
alwaysMergeTwoVertices(am) boolean createqueryedit
このフラグは、距離に関係なく、頂点が 2 つしか選択されていない場合は常にマージするかどうかを指定します。
C: 既定は false です。
Q: 照会すると boolean を返します。
caching(cch) boolean createqueryedit
すべてのアトリビュートのキャッシングを切り替えることで、再計算を不要にします。
constructionHistory(ch) boolean createquery
コンストラクション ヒストリをオンまたはオフにします(適切な場合)。コンストラクション ヒストリがオンの場合、対応するノードがメッシュのヒストリ チェーンに挿入されます。コンストラクション ヒストリがオフの場合、操作オブジェクト上に直接行われます。
注: コンストラクション ヒストリがすでにオブジェクトにある場合は、このフラグは無視され、ノードは必ずヒストリ チェーンに挿入されます。
distance(d) linear createqueryedit
距離を指定します。この距離以内である場合、頂点はマージされます。
C: 既定は 0.0 です(つまり、頂点が一致している場合)。
Q: 照会すると double を返します。
mergeToComponents(mtc) string createqueryedit
オプションで、すべての頂点のマージ位置を定義します。設定した場合、距離フラグは無視され、代わりに設定コンポーネントの中心点が計算され、頂点はすべてその位置にマージされます。
C: 既定は空文字列です。
Q: 照会すると string を返します。
name(n) string create
作成されるノードに名前をつけます。
nodeState(nds) int createqueryedit

Maya のディペンデンシー ノードには 6 種類の設定可能な状態があります。通常(Normal)(0)エフェクトなし(HasNoEffect)(1)ブロッキング(Blocking)(2)ステータスは、グラフの評価方法を変更するために使用されます。

待機 - 通常(Waiting-Normal)(3)待機 - エフェクトなし(Waiting-HasNoEffect)(4)待機 - ブロッキング(Waiting-Blocking)(5)は、内部でのみ使用されます。これらは、インタラクション(例: 操作)の実行中にグラフのパーツを一時的に遮断します。操作が完了すると、ステータスは適切にリセットされます(例: 待機 - ブロッキング(Waiting-Blocking)ブロッキング(Blocking) にリセットされます)。

通常(Normal)およびブロッキング(Blocking)のケースはすべてのノードに適用できますが、エフェクトなし(HasNoEffect)はノード特定です。多くのノードはこのオプションをサポートしていません。プラグインは状態を MPxNode::state アトリビュートに保存します。誰もがこのアトリビュートを設定したり確認したりすることができます。これらの 3 つの状態に関するその他の詳細は次の通りです。

状態 説明
通常(Normal) 通常のノードの状態です。これが既定の設定です。
エフェクトなし(HasNoEffect)

エフェクトなし(HasNoEffect)オプション(別名: 通過)は、同じデータ タイプの出力を生成する入力を操作している場合に使用されます。 ほぼすべてのデフォーマが、他のいくつかのノードと同様に、この状態をサポートします。前に説明したように、すべてのノードでサポートされるわけではありません。

ノードの計算メソッドでエフェクトなし(HasNoEffect)状態のサポートを実装し、適切な操作を実行することが一般的です。プラグインはエフェクトなし(HasNoEffect)もサポートします。

この状態を普通に実装するには、ノードにアルゴリズムを適用しないで、適合する出力に直接入力をコピーします。デフォーマの場合は、この状態を適用することにより、入力ジオメトリが出力でデフォーム解除されたままになります。

ブロッキング(Blocking)

これはディペンデンシー ノードのベース クラスで実装され、すべてのノードに適用されます。ブロッキング(Blocking)は評価フェーズ中に接続に適用されます。 ブロックされた接続に対する評価要求が失敗を返すと、目的プラグが現在の値を保持します。 ダーティな伝播はこの状態の間接的な影響を受けますが、ブロックされた接続がクリーンアップされることはありません。

ノードをブロッキング(Blocking)に設定すると、すべての送信接続が解除されたのと同じ動作になる可能性があります。 ブロックされたノードの評価を直接要求しない限り、その後に再評価されることはありません。ブロックされたノードは getAttr 要求に引き続き応答しますが、下流ノードの getAttr は、ブロックされたノードを再評価しないことに注意してください。

ブロッキング(Blocking)に対して階層のルート変換を設定しても、自動的にはこの階層の子変換に影響しません。これを実行するには、ブロッキング(Blocking)状態に対してすべての子ノードを明示的に設定する必要があります。

たとえば、すべての子トランスフォームをブロッキング(Blocking)に設定するには、次のスクリプトを使用します。

 import maya.cmds as cmds def blockTree(root): nodesToBlock = [] for node in {child:1 for child in cmds.listRelatives( root, path=True, allDescendents=True )}.keys(): nodesToBlock += cmds.listConnections(node, source=True, destination=True ) for node in {source:1 for source in nodesToBlock}.keys(): cmds.setAttr( '%s.nodeState' % node, 2 ) 

このスクリプトを適用してオブジェクトの描画を継続できますが、アニメートは行えません。


既定: kdnNormal

texture(tx) boolean createqueryedit
このフラグは、3D エッジに加えてテクスチャも縫合するかどうかを指定します。
C: 既定は true です。
Q: 照会すると boolean を返します。
worldSpace(ws) boolean createqueryedit
このフラグは、使用するリファレンスを指定します。オンの場合: すべてのジオメトリ値はワールド リファレンスで考慮されます。オフの場合: すべてのジオメトリ値はオブジェクト リファレンスで考慮されます。
C: 既定はオフです。
Q: 照会すると int を返します。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

cmds.polyPlane( sx=5, sy=5, n='plg1' )
cmds.polyPlane( sx=5, sy=5, n='plg2' )
cmds.move( 0.55, 0, -1.25, 'plg1', ws=True )
cmds.move( -0.55, 0, -1.25, 'plg2', ws=True )
cmds.polyPlane( sx=5, sy=5, n='plg3' )
cmds.polyPlane( sx=5, sy=5, n='plg4' )
cmds.polyPlane( sx=5, sy=5, n='plg5' )
cmds.move( 0.55, 0, 1.25, 'plg4', ws=True )
cmds.move( -0.55, 0, 1.25, 'plg5', ws=True )

# First method:
cmds.polyUnite( 'plg1Shape', 'plg2Shape' )
cmds.select( 'polySurface1.vtx[6]', 'polySurface1.vtx[12]', 'polySurface1.vtx[18]', 'polySurface1.vtx[24]', 'polySurface1.vtx[47]', 'polySurface1.vtx[53]', 'polySurface1.vtx[59]', 'polySurface1.vtx[65]', r=True )
cmds.polyMergeVertex( d=0.15 )

# Second method:
cmds.polyMergeVertex( 'plg3.vtx[24]', 'plg3.vtx[30:31]', 'plg3.vtx[8:10]', 'plg3.vtx[14:16]', 'plg3.vtx[20:22]', d=0.25 )

# To create non-manifold geometry:
cmds.polyUnite( 'plg4Shape', 'plg5Shape' )
cmds.select( 'polySurface2.vtx[0]', 'polySurface2.vtx[6]', 'polySurface2.vtx[12]', 'polySurface2.vtx[18]', 'polySurface2.vtx[24]', 'polySurface2.vtx[30]', 'polySurface2.vtx[41]', 'polySurface2.vtx[47]', 'polySurface2.vtx[53]', 'polySurface2.vtx[59]', 'polySurface2.vtx[65]', 'polySurface2.vtx[71]', r=True )
cmds.polyMergeVertex( d=0.25 )
# Note that there is only one vertex at this merged point and the
# resulting polygonal object is non-manifold;()