チュートリアル B1: 複数のサブケースを使用して実行する

複数のサブケースの使用は、同じパーツで異なる荷重または拘束ケースを解析する場合に、別の解析を実行しなくて済むため特に便利です。

  1. [結果]を右クリックして[すべて削除]を選択し、以前の実行からの結果を削除します。

  2. [線形静解析] を右クリックし、[新規作成] [サブケース]の順に選択して[OK]をクリックします。

    新しいサブケースがツリーに追加されます。

  3. 新しいサブケースで、[荷重]を右クリックし、[新規作成]を選択します。
  4. [名前]「垂直荷重」に変更します。以前の荷重に使用した同じ穴を選択し、[サブケース]リストで[サブケース 2]が選択されていることを確認します。[荷重定義]タイプ下の[Fz]フィールドに「-1000」と入力し、[OK]をクリックします。

  5. 新しい荷重と以前の固定拘束が、2 番目のサブケースで使用されます。
  6. [サブケース 2]を右クリックし、[編集]を選択します。
  7. [サブケース]フォームで、[荷重][垂直荷重]を、[拘束][固定後面]を選択し、[OK]をクリックします。

  8. 新しいサブケースが下に示すように設定されます。

    これで解析の実行に移ることができます。

  9. [線形静解析]を右クリックし、[編集]を選択します。[タイトル] 「2 つの荷重ケース」 と入力します。

  10. [OK]をクリックします。
  11. モデルを保存します。
  12. ツリー表示の上部にある[線形静解析]を右クリックし、[Nastran で実行]を選択します。

    モデルの解析後に、各サブケースの結果が自動的にロードされます。

  13. 変位したジオメトリ上で総変位コンターをプロットするには、新しい[サブケース 2]の[変位]プロットをダブルクリックします。

これで取り付け具の線形静解析が完了しました ここで説明された主なトピックは次のとおりです。