ライン要素はいくつかのフォームで見つけることができます。ビーム、バー、パイプの各要素はライン要素に分類されます。また、同じ方法では定義されていませんが、同じカテゴリ内に、バネ、ロッド、およびケーブル要素もあります。
バー要素のジオメトリ
ビーム要素のジオメトリ
要素のジオメトリ
要素の X 方向は、グリッド ポイント GA からグリッド ポイント GB によって定義されます。このソフトウェアでは、ユーザは端点ではなく、カーブを選択します。[総要素数]を右クリックして、[ライン要素を表示] > [方向]を順に選択すると、要素の方向を表示できます。
要素の Y 方向は、断面の向きで定義されます。要素の向きは、方向と同じ方法で表示できますが、代わりに[向き]を選択する必要があります。
要素の Z 方向は、これら 2 つのベクトルのクロス積により定義されます。要素の ZX 平面は平面 2 を定義し、要素 XY は平面 1 を定義します。
定式化オプション
線形のビーム要素および板要素オプションのみを使用できます。板要素は、ビームの各端(GA および GB)で同じ断面のみを持つことができます。ビーム要素は、異なる開始断面および終了断面を持つことができます。このオプションを使用した場合、各中間要素の断面は、選択したカーブの開始点と終了点から補間されます。これにより、テーパー ビームの断面を定義することができます。
バー要素とビーム要素の両方に Timoshenko のビーム理論が使用されます。Timoshenko のビーム理論に基づき、せん断剛性係数によって横断せん断の有効断面積が調整されます。K1 と K2 の既定値は無限です。言い変えると、横断せん断の柔軟性がゼロに設定されます。
自由度
ビーム要素および板要素どちらも、端点においてすべての 6 つの自由度をサポートします。
要素の出力
ビーム要素および板要素は、端点で各要素の結果を出力します。このことは、ビームの端点 A と B とでは異なる結果になる場合があることを意味します。曲げ結果は平面 1 および 2 に関するものです。これは、出力ベクトルのタイトルで識別されます。