レンダリング品質を選択する

レンダリング スタイルは、定義済みの 6 つのレンダリング スタイルおよび 1 つのカスタム から選択して、レンダリング出力の品質と速度をコントロールすることができます。

レンダリングを正常に実施するには、要求される視覚的な複雑さとレンダリング速度のバランスを見極めることが重要です。通常、最高画質のイメージのレンダリングに最も時間がかかります。レンダリングでは、コンピュータを長時間ビジー状態にする数多くの複雑な計算が行われます。効率的に作業するには、そのプロジェクトに十分な、つまり許容できる画質レベルのイメージ作成を検討してください。

Navisworks には、6 つの定義済みレンダリング スタイルと 1 つのカスタム レンダリング スタイルが用意されています。これらにアクセスするには、リボンの[レイ トレース]分割ボタンをクリックします([レンダリング ]タブ > [インタラクティブ レイ トレース]パネル)。

チェック マークは、現在選択されているスタイルを示しています。別のスタイルを選択するには、そのスタイルをクリックします。

レンダリング スタイル説明
低品質アンチエイリアシングは無視されます。サンプルのフィルタリングおよびレイ トレーシングがアクティブになります。シェーディング品質は低くなります。このレンダリング スタイルは、シーンに適用したマテリアルや光源の効果を簡単に確認する場合に使用します。生成されたイメージには小規模の誤りや不整(アーチファクト)が含まれます。
中間品質アンチエイリアシングがアクティブになります。サンプルのフィルタリングとレイ トレーシングがアクティブになり、[低品質]レンダリング スタイルと比較して反射の深度が大きくなります。このレンダリング スタイルは、最終レンダリング出力をエクスポートする前の段階で、シーンの最終プレビューに使用します。イメージは十分な品質で生成され、アーチファクトも少なくなります。
高品質アンチエイリアシング、サンプルのフィルタリング、レイ トレーシングがアクティブになります。イメージは高品質で、すべての反射と透明度、およびエッジ、反射、影のアンチエイリアシングが適用されます。このレンダリング品質の生成には、最も時間がかかります。このレンダリング スタイルは、レンダリング出力の最終エクスポート時に使用します。高度に忠実なイメージが生成され、アーチファクトは最小限に抑えられます。
[コーヒー ブレイク レンダリング]シンプルな照明の計算と標準の数値精度を使用する 10 分のレンダリング時間を設定します。
[ランチタイム ブレイク レンダリング]詳細な照明の計算と標準の数値精度を使用する 60 分のレンダリング時間を設定します。
[夜通しのレンダリング]詳細な照明の計算と高い数値精度を使用する 720 分のレンダリング時間を設定します。
カスタム設定レンダリング出力の基本的および高度なレンダリング設定をカスタマイズします。設定の変更は、[Autodesk レンダリング] ウィンドウ > [設定]タブで行います。