重ね壁を使用すると、厚さの異なるサブウォールを重ねて使用できます。
このビデオは、次のことを示します。
Revit の壁ファミリには、標準壁、カーテン ウォール、重ね壁の 3 つの種類があります。カーテン ウォールは、グリッドとパネルのシステムとして定義されます。標準壁は、外壁から内壁のマテリアルのレイヤで構成された壁です。標準壁は下から上まで同じ厚さです。重ね壁は、組み合わせられた標準壁で構成されており、壁の厚さが一定ではなく下部と上部で異なります。
この例では、建物の外壁は上部と下部で異なる仕上げが施された標準壁で作られています。設計の代替として、壁の下部に CMU ウォーターテーブルを作成する代わりに重ね壁を作成します。
プロジェクト ブラウザで重ね壁タイプを探します。すべての壁はシステム ファミリであるため、外部ライブラリからロードすることはできません。モデル内に新規作成するには、既存のタイプを複製して変更します。重ね壁を右クリックし、[タイプ プロパティ]を選択します。
[タイプ プロパティ]ダイアログで、[複製]をクリックして新しい重ね壁タイプを作成し、名前を入力します。[構造]パラメータの[編集]をクリックします。このダイアログでは、標準壁は壁の下部から上部に向かって定義されています。この例では、2 つの壁が使用されます。下部は外壁 - ブロック ウォーターテーブルにして 3000 mm の高さにします。上部は外壁 - EIFS にして、高さは可変にします。可変にすると、このセクションの高さは壁の高さに応じて決まります。プレビュー ウィンドウで、重ね壁を見ることができます。重ね壁には、標準壁を下部から上部までいくつでも含めることができます。[OK]を 2 回クリックして、重ね壁タイプを作成します。
建物の外壁を選択し、タイプ セレクタで、新しい重ね壁タイプを選択します。拡大表示して新しい壁タイプを見てみます。また壁の断面図を調べて、重ね壁の上下の厚さが異なる様子を確認します。
重ね壁は、モデルに詳細を追加し、下部から上部にさまざまな厚さの壁を作成するために使用できます。