ワークシェアされているプロジェクトを保存すると、Revit によってバックアップ ファイルのフォルダが作成されます。
ユーザが中央モデルと同期するか中央モデルのローカル コピーを保存するごとに、バックアップ ファイルが作成されます。継続的なバックアップにより、可能な限り多くの要素の情報が共有されます。したがって、バックアップのサイズは、プロジェクト全体で一定ではなく、増加します。
保持するバックアップの数をコントロールするには、[ファイルの保存オプション]ダイアログを使用します。
中央モデルのバックアップ フォルダには、編集権限と所有権のステータス(権限情報)を格納するファイルが含まれています。また、操作時(中央モデルと同期など)の進行情報を Worksharing Monitor に表示するための、さまざまな DAT ファイルおよびワークシェアリング ログ ファイル(.slog)が含まれています。
バックアップ フォルダは、Revit 中央ファイルが格納されているフォルダと同じフォルダに作成されます。このバックアップ フォルダの場所を変更しないでください。
Revit は、[中央ファイル名]_backup というフォルダに、中央モデルのバックアップ情報を保存します。このフォルダにあるどのファイルも、削除したり名前を変更しないでください。プロジェクト モデルを移動またはコピーする場合は、中央モデルのバックアップ フォルダもプロジェクト モデルと一緒に移動またはコピーしてください。プロジェクト モデルの名前を変更する場合は、バックアップ フォルダの名前もそれに合わせて変更してください。
保持するバックアップの数をコントロールするには、[ファイルの保存オプション]ダイアログを使用します。
プロジェクトの中央モデルまたはローカル モデルのいずれも、以前の状態にロールバックできます。たとえば、特定の日付の後で行った変更が間違っていたか、不適切であることが分かった場合は、プロジェクトを旧バージョンにロールバックできます。また、旧バージョンを新しいプロジェクト モデルとして保存することもできます。
モデルをロールバックすると、バックアップ フォルダにあるそれより後のすべてのバージョンが失われます。さらに、ワークセットの所有権、借用した要素、およびワークセットの編集権限に関する情報がすべて失われます。チーム メンバーと調整して、ワークセットと要素の所有権を割り当て直す必要があります。