職場外およびオフラインで作業する

ワークシェアされているプロジェクトで作業する場合、ユーザはリモートで作業できます。ただし、中央モデルに高速でネットワーク アクセスできるか、ネットワーク アクセスできるユーザにローカル モデルを転送できる場合に限ります。

危険: オフラインでの作業は、プロジェクトを不安定な状態にする可能性があります。ローカル モデルは中央モデルと互換性がなくなる場合があり、中央モデルと同期することができなくなります。中央モデル自体は安全なままです。

職場外およびオフラインで作業するには

  1. オフィスでネットワークに接続している間に、必要なワークセットを編集可能にしておきます。「ワークセットを編集可能にする」を参照してください。
  2. 中央モデルのローカル コピーは、閉じる前に必ず保存してください。オフラインにした後では、ワークセットの編集属性に対する変更は、ローカル コピーに保存されません。
  3. 職場外でのプロジェクトの作業は、オフィスにいるときと同じ要領で行います。編集可能なワークセットの要素を変更でき、任意のワークセットに新しい要素を作成できます。

オフラインで所有していない要素を編集する

所有していないワークセット内の要素を変更するには、ワークセットのステータスを[編集可能]に指定できます。これは、[リスク下で編集可能]と呼ばれ、できる限り避けなければなりません。

変更を行った同じ要素を別のチーム メンバーが変更して先に同期した場合、変更を中央モデルと同期できなくなります。すべてのワークセット内で行った変更は、すべて失われます。

    ワークセットを[リスク下で編集可能]にする場合には、次を行うことをお勧めします。

  1. 中央モデルにアクセスできるオフィスにいるチーム メンバーに対し、Revit のセッションを開始し、自分の名前をユーザ名として指定するよう求めます。「オプション」を参照してください。
  2. チーム メンバーに対し、中央モデルを開き、リスクのあるすべてのワークセットをチェック アウトし、ファイルを閉じ、ユーザ名をそのチーム メンバーの名前にリセットするよう求めます。中央モデルと同期する必要はありません。

この手順によって、他のチーム メンバーがワークセットを編集可能にして同じ要素を変更することを避けることができます。他のユーザがそのワークセットをチェック アウトしていたり、そのワークセットの要素を借用している場合は、確実に矛盾を発生させないようにする方法はありません。

オフラインでワークシェアされているプロジェクトをレンダリングする

危険: オフラインでのレンダリングは一般的に、お勧めできません。

オフラインでモデルをレンダリングする場合、マテリアルの割り当てや他のプロジェクト設定を変更したくなることがあります。プロジェクト設定を変更するには、一部のプロジェクト標準ワークセットをチェック アウトする必要があります。中央モデルに接続したままでこれらのワークセットを編集可能にすると、そのプロジェクトで作業中の他のチーム メンバーは、ユーザが変更しているプロジェクト標準ワークセットを変更できません。代わりに、オフラインにしてワークセットを[リスク下で編集可能]にすると、加えたすべての変更が失われる危険があります。

オフラインが推奨されない場合にサーバベースのワークシェアリングを使用してモデルで作業する

中央サーバが利用できなくなっても作業を続行できます。ネットワークに接続していない場合は、一般に、モデルのローカル コピーを使用して通常どおりに作業できます。ただし、切断された状態では、中央モデルとの同期やサーバとのやり取りを行うことができません。後で再接続して中央モデルと同期する場合は、データに欠落が生じるおそれがあることに注意してください。

危険: 後日再接続して中央モデルと同期する場合は、データに欠落が生じるおそれがあります。

Revit Server から切断する手順については、「メンテナンス目的で Revit Server ホストをシャットダウンする」を参照してください。

注: オフラインでサーバベースのモデルを使用しながら、中央ファイルの同期、再ロード、またはワークセットの所有権の放棄を行おうとすると、エラー ダイアログが表示されます。