干渉チェック

モデル内の要素間の不正な干渉を探します。

干渉チェック ツールは選択された要素またはモデル内のすべての要素セット間の干渉を見つけることができます。

干渉チェックの一般的なワークフロー

このツールを設計工程で使用し、主要な建物要素と設備システムを調整することができます。このツールを使用すると、干渉を回避して、施工中の変更による予算超過の発生リスクを低減することができます。

次に、一般的なワークフローを示します。

干渉チェックが必要な要素

干渉チェックが必要になる要素の例は以下のとおりです。

注: MEP 製造パーツおよび詳細鉄骨モデリング要素は干渉チェックに含まれていません。Navisworks 使用によるワークフローをお勧めします。

干渉チェックを実行するには

  1. 必要に応じて、ビュー内でいくつかの要素を選択します。
  2. [コラボレート]タブ[コーディネイト]パネル [干渉チェック]ドロップダウン (干渉チェックを実行)をクリックします。

    [干渉チェック]ダイアログが表示されます。

    ビュー内で少数の要素を選択した場合、ダイアログには要素カテゴリのみがフィルタされて表示されます。

    どの要素も選択しなかった場合、ダイアログには現在のモデルのすべてのカテゴリが表示されます。

  3. ダイアログの左側で、1 番目の[カテゴリの読み込み先]ドロップダウン リストから、値を選択します。

    たとえば、[現在のプロジェクト]を選択します。

    注: リンクされた Revit モデルを選択してチェックを実行する場合は、その名前をオプションから選択する必要があります。たとえば、選択したリンク モデルが「Mylink1」という名前の場合、[カテゴリの読み込み先]ドロップダウンからその名前を選択します。名前を選択すると、そのリンク モデル内の要素のカテゴリが一覧表示されます。
  4. 目的のカテゴリを選択します。

    たとえば、カテゴリとして[屋根]を選択します。

  5. ダイアログの右側で、2 番目の[カテゴリの読み込み先]ドロップダウンから、値を選択します。

    この値は、現在選択している要素、現在のモデル、あるいは Revit リンク モデルなどです。

  6. その他の必要なカテゴリを選択します。

    たとえば、屋根-床の干渉チェックを完了するには、カテゴリとして床を選択します。

  7. [OK]をクリックします。

    干渉が見つからない場合、そのことがダイアログによって通知されます。

    干渉が見つかった場合、[干渉レポート]ダイアログが表示されます。このダイアログには、互いに矛盾する要素のすべてが一覧表示されます。

    干渉は、チェックを生成した方法に従ってグループ化されています。既定では、[カテゴリ 1](左側のカテゴリ列)および[カテゴリ 2](右側のカテゴリ列)としてグループ化されています。 このグループ化を[カテゴリ 2]、[カテゴリ 1]の順番に変更することができます。たとえば、屋根と床のチェックを実行した場合、ダイアログには最初に屋根のカテゴリが、次にその屋根に干渉する床が一覧表示されます。

  8. 干渉している要素の 1 つを見るには、[干渉レポート]ダイアログでその名前を選択して、[表示]をクリックします。

    現在のビューに問題が表示されます。

  9. 矛盾を解決するには、ビューをクリックして、重なっている要素を修正します。

    [干渉レポート]ダイアログは表示されたままです。

  10. 問題となっていた干渉を修正したら、[干渉レポート]ダイアログで[最新の情報に更新]をクリックします。

    問題が解決した場合、問題となっていた要素は矛盾のリストから削除されています。

    注: [最新の情報に更新]は、現在のレポートの干渉についてのみ再チェックします。干渉チェックを最初から再実行するわけではありません。

    以上の手順を繰り返して矛盾を解決していきます。

    チーム メンバーからの追加入力がないため、すべての矛盾を解決できない場合、HTML バージョンのレポートを生成することができます。

  11. [干渉レポート]ダイアログで、[書き出し]をクリックします。
  12. 名前を入力して、レポートを保存するフォルダにナビゲートし、[保存]をクリックします。
  13. [干渉レポート]ダイアログで、[閉じる]をクリックします。
  14. 最後に生成したレポートをもう一度見る場合は、[コラボレート]タブ [コーディネイト]パネル [干渉チェック]ドロップダウン (最後のレポートを表示)をクリックします。

    このツールでは、干渉チェックは再実行されません。

干渉チェックについてのヒント