ホスト ファミリのパラメータをネストされたファミリに関連付けることで、ネストされたファミリ内のジオメトリをコントロールできます。
このビデオは、次のことを示します。
ファミリを作成する場合、1 つのファミリを他のファミリ内にネストする必要があるケースがあります。この操作を行うと、ホスト ファミリのパラメータから、ネストされたファミリのパラメータに関連付けることもできます。
たとえば、この壁に取り付けられた日除けファミリでは、支持がネストされたファミリになっています。ファミリがネストされているのは、そのほうが配列のジオメトリを容易にコントロールできるためです。必要な支持の数は、配置された日除けの長さに基づいて配列されます。
支持を壁から延長する距離は、[支持長さ]パラメータによって定義されます。このパラメータの値は、支持のネストされたファミリ ジオメトリに渡す必要があります。
ホスト ファミリで、ネストされたファミリを選択します。この例では、ネストされたファミリが配列に含まれるため、[Tab]を押してネストされた支持ファミリの個別のインスタンスを選択します。次にプロパティ パレットで[タイプを編集]をクリックします。
[タイプ プロパティ]ダイアログに、ネストされた支持ファミリのタイプ プロパティが表示されます。この[長さ]パラメータは、ホスト ファミリの[支持長さ]パラメータに接続された値である必要があります。パラメータ値の右側にある小さいボタンをクリックします。[ファミリ パラメータの関連付け]ダイアログには、接続できるホスト ファミリのパラメータが含まれています。リストから[支持長さ]を選択し、[OK]をクリックします。
値がグレー表示になり、ボタンが等号に変わります。これは、この値がホスト ファミリのパラメータに関連付けられていることを示します。[OK]をクリックして、ネストされたファミリ ジオメトリに新しい値を適用します。
パラメータ値の関連付けは、インスタンス パラメータの動作と同様に機能します。
ネストされたファミリを使用してファミリ パラメータを関連付けることにより、複数のホスト ファミリでジオメトリを再利用できるため、カスタム ファミリの柔軟性が高まります。