RSN.ini ファイルについて

サーバベースのワークシェアリングに対応するため、管理者の役割が有効になっている特定の Revit アプリケーション ワークステーション、Revit Server アクセラレータ、または Revit Server インスタンスに利用可能な Revit Server ホストのリストが RSN.ini ファイルに用意されています。

一般的に、Revit Server のすべてのインスタンスがインストールされると、Revit Server ネットワークの管理者は、すべてのホストのリストが含まれるこのファイルのマスター コピーを作成し、Revit アプリケーション ワークステーション、アクセラレータ、管理サーバにそのファイルを配置して、必要に応じて編集し、個々のホストへのアクセスをコントロールしたり拒否します。

Revit アプリケーション ワークステーションの場合、RSN.ini ファイルによって、ファイル ナビゲーション中に表示されるホストが決定されます。同様に管理サーバの場合も、このファイルによって Revit Server Administrator からアクセスできるホストが決定されます。

次の表は、このファイルがないか不完全である場合の結果の概要を示します。

RSN.ini ファイルが次の場所に存在しない場合 次の処理を実行します...
チーム メンバーの Revit アプリケーション ワークステーション ファイル ナビゲーション ウィンドウで[Revit Server ネットワーク]を選択すると、空白になります。
アクセラレータ(またはファイルが不完全な場合) モデルを別のホストに移動すると、アクセラレータはキャッシュに保存されたモデル データを使用できません。
管理システム Revit Server Administrator にコンテンツが表示されません。

RSN.ini ファイルを作成するときは、1 行ごとにそれぞれの Revit Server ホストの名前または IP アドレスを入力します。アンダースコアで始まるサーバ名や 63 文字を超えるサーバ名は、ファイル ナビゲーションにロードされません。RSN.ini ファイルは次の場所にインストールされます。

注: ユーザが Revit Server ホストにアクセスしようとすると、RSN.ini ファイル内のエントリが確認されて、サーバが有効かどうかが判定されます。通常、この検証は短時間で行われるため、ユーザが意識することはありません。ただし、存在しないサーバをエントリが参照する場合、そのサーバが使用できないことを Revit で確認するために最大 30 秒かかることがあります。この間、Revit は反応していないように見えます。この遅延はユーザが初めてサーバにアクセスするときにのみ発生します。これを回避するには、管理者は RSN.ini ファイルを常に最新に保つ必要があります。