前バージョンがインストールされているコンピュータに Revit Server の最新のリリースをインストールできます。
また、Revit Server の最新のリリースがインストールされているコンピュータに Revit Server の前バージョンをインストールすることもできます。
重要: Revit Server 2023 Release を旧バージョンより先にインストールするか後でインストールするかにかかわらず、データの損失や破損を防ぐために、そのバージョン専用の Cache および Projects ルート フォルダ、ログ ファイル、プログラム ファイルを用意することが重要です。
Revit Server
2023 Release のインストール時に旧バージョンが既にインストールされている場合、インストール プログラムによって旧バージョンとそのバージョンで使用しているフォルダが自動的に検出されます。この場合、Revit Server
2023 Release でこれらのフォルダや、その他の競合するフォルダまたはサブフォルダを使用するように設定しようとすると、ブロックされます。ただし、Revit Server
2023 Release が既にインストールされているコンピュータに旧バージョンをインストールする場合は、このような防御策がありません。この場合、各バージョンに独自の Cache フォルダと Projects フォルダが作成され、重複がないことを確認する必要があります。つまり、1 つのフォルダを他のフォルダのサブフォルダにしたり、同じフォルダにすることはできません。たとえば、Projects フォルダに次の 3 つのうちのいずれかが設定されていると、データの損失や破損につながります。
旧バージョンの場所
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2023 Release の場所
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C:¥MyRevitServerData¥Projects
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C:¥MyRevitServerData¥Projects
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C:¥MyRevitServerData¥Projects
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C:\MyRevitServerData\Projects\2023 Release
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C:¥MyRevitServerData¥Projects
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C:¥MyRevitServerData¥
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有効な設定の例:
旧バージョンの場所
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2023 Release の場所
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C:\MyRevitServerData\Projects
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C:\MyRevitServerData\Projects_2023 Release
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モデルをアップグレードする
Revit の前バージョンを使用して作成されたモデルは、次のいずれかの方法で最新バージョンにアップグレードすることができます。
- Windows のファイル転送を使用して、Revit Server の旧バージョンのプロジェクト領域から Revit Server 2023 Release のプロジェクト領域にモデルをコピーして開き、中央モデルと同期します。同期が完了するまで Revit Server Administrator 2023 Release のモデルでは管理操作を実行できません。新しい場所で正しく機能させるには、モデル(およびそのサブフォルダとすべてのコンテンツ)に CREATOR OWNER および NETWORK_SERVICE への完全なアクセス権がある必要があります。
- (古い)前バージョンの Revit を使用し、モデルを中央からアタッチ解除してローカルに保存します。次に、アタッチ解除してローカルに保存したコピーを Revit 2023 Release を使用して開き、Revit Server 2023 Release ホストに保存します。