Revit にクラウド ビューをリンクして調整する

調整目的で、他のアプリケーションまたは Revit で作成された他の 3D ビューに対して Revit モデルを視覚的にチェックします。

この機能を使用すると、複数のチームがモデリングに Revit を使用しない場合でも、3D 設計やプロジェクトの建設前段階でさまざまな分野を視覚的に照合できます。調整目的で、他のアプリケーションまたは Revit で作成された他の 3D ビューに対して Revit モデルを視覚的にチェックできます。これにより、干渉のリスクが最小限になり、変更の必要性が減ります。

コーディネーション機能は、Autodesk Viewer で表示できるさまざまなファイル形式(約 80 種)に適用されます。コーディネーション機能は、Autodesk Docs·環境にスムーズに接続されるため、Revit·で·3D·ビューを直接、さまざまなファイル形式からリンクできます。コーディネーション方法を使用して 3D ビューをリンクしても、参照ファイルはローカル マシンにダウンロードされません。Autodesk Docs·のアカウント権限に従って、データがクラウド環境から直接読み込まれます。

Autodesk Docs·でフォルダ権限が[ビューのみ]に設定されている場合、3D·ビューを·Revit·でリンクすることができます。Autodesk Docs·でビューのみの権限に対してこの機能を使用すると、Autodesk Docs·のコラボレーション·ワークフローで·IP·保護を有効にできます。Revit·モデル内でリンクされた·3D·ビューは、Revit·モデルのコンテキストを提供し、さまざまな専門分野を設計と照合できる軽量の表現です。

コーディネーション ビューをリンクするには

  1. [管理]タブ [プロジェクトを管理]パネルで、 (リンクを管理)をクリックします。
  2. [リンクを管理]ダイアログ [コーディネーション]タブで、[追加]ボタンをクリックします。
  3. [クラウド コーディネーション モデル]ダイアログで、リンクするファイルが保存されている場所にナビゲートします。
    注: Autodesk アカウントにまだサインインしていない場合は、サインインするように求めるプロンプトが表示されます。
  4. ファイルを選択します。
  5. ビューを選択して配置します。[配置]ドロップダウン メニューにある位置オプションのいずれかを使用して、Revit モデルにビューを配置します。
    1. 原点を内部原点に: ビューがリンクされているモデルの原点を、ホスト Revit モデルの内部原点に位置合わせします。
      注: リンク ビューが Revit モデルから取得された場合、そのモデルの原点は測量点とみなされます。
    2. 共有座標を基準とする: ビューがリンクされているモデルの原点を、ホスト Revit モデルの測量点に位置合わせします。
      注: リンク ビューが Revit モデルから取得された場合、その測量点がホスト Revit モデルの測量点に位置合わせされます。
  6. [クラウド コーディネーション モデル]ダイアログの[リンク]ボタンをクリックして、Revit でビューをリンクします。ビューは、アクティブな Revit ビューに自動的にリンクされます。
要確認: モデル ビューをロードしてプレビューに表示できるのは、そのモデル ビューがオンラインの Autodesk Docs ビューアで表示できる場合(Autodesk Docs ブラウザでそのモデルをクリックしてコンテンツを表示する場合)のみです。Autodesk Docs でファイルを表示できない場合、そのファイルからのビューをコーディネーションを使用してリンクすることはできません。

コーディネーション 3D ビューを Revit モデルにリンクすると、現在のビューに 3D ビューが表示されます。コーディネーション ビュー上にカーソルを移動すると、コーディネーション ビューの周囲に境界ボックスが表示されます。選択すると、プロパティ パレットにコーディネーション ビューのファイル パスや名前などのプロパティが表示されます。

Revit では、コーディネーション用にリンクされた 3D ビューは単一の項目として扱われます。Revit では、3D ビュー内で個々の要素を区別することはできません。リンクされた 3D ビュー内の項目を選択したり、そのプロパティを表示することはできません。

コーディネーション ビューの表示設定

コーディネーション モデルを Revit モデルにリンクした後で、[表示/グラフィックス]ダイアログを使用して、リンクしたモデルの表示と透過性を設定します。透過性設定を使用すると、コーディネーション モデルと Revit モデルを区別することができます。

このダイアログは、ツリー構造で構成されています。親ノードとは、個別のファイル(一意のコーディネーション ビュー)のことを指します。子ノードとは、コーディネーション ビューのインスタンス(コピー)のことを指します。親ノードを変更すると、すべてのインスタンスが影響を受けます。

[表示/グラフィックス]ダイアログの[コーディネーション モデル]タブには、次の設定が用意されています。
注: Revit リンク モデルの表示は、ビューによってコントロールされます。ビュー テンプレートを表示すると、ある特定のビューの表示設定を保存した後で、それを別のビューに適用することができます。

リンクされた 3D コーディネーション ビューの操作

注:
  • 2D ビューとシートは、コーディネーションを使用して参照することはできません。
  • Revit モデルでビューを参照した後、[尺度]コマンドを使用してグラフィックスの尺度を変更することはできません。
  • リンクされた 3D ビューでは、ロード解除や再ロードはできません。
  • コーディネーション モデルにはテクスチャが含まれていないため、コーディネーション モデルを Revit ビューの一部としてレンダリングすることはできません。
  • ワークセットにコーディネーション モデルを追加することはできません。

コーディネーション ビューを削除するには

コーディネーション ビューを Revit モデルから削除するには、[削除]を使用します。コーディネーション ビューを復元するには、それを新しいリンクとして挿入します。

  1. [挿入]タブ [リンク]パネルで (リンクを管理)をクリックします。
  2. [リンクを管理]ダイアログ··[コーディネーション]タブで、コーディネーション·ビューを選択します。
  3. [削除]ボタンをクリックします。