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このタブには、すべてのカメラのイメージ処理パラメータが表示されます。
トーンマッピング
ハイ ダイナミック レンジのレンダリングをマップして、ダイナミック レンジが低い出力デバイスに表示できるようにします。
32 ビット レンダリングの外観を調整するアルゴリズムを選択します。
[物理カメラ]、[輝度]、または[照度]のトーンマッパーには使用できません。 関連するカメラで使用する際に、環境テクスチャからの光の効果に影響を与えます。しきい値を 1.0 以上に設定すると、環境プロパティ設定内で'指定されたように、HDR 環境テクスチャを正確に解釈します。値を低くするとそのカメラの画像が暗くなり、値を高くすると明るくなります。
[物理カメラ]、[輝度]、または[照度]のトーンマッパーには使用できません。 それ以上になるとすべてが白で表示される色合いを定義します。輝度値を値 1 (つまり、表示デバイスの最大輝度)にマッピングします。
使用できるのは、[ラインハルト輝度]、[ラインハルト RGB]、[対数輝度]、および[対数 RGB]のトーンマッパーのみです。コントラスト範囲を使用してコントラストをローカルに調整して、イメージを元の HDR イメージにできるだけ近い状態に保ちます。
[対数 RGB]、[ラインハルト RGB]、[フィルミック]のいずれかのトーンマッパーが選択されている場合にのみ使用できます。 イメージのレンダリング時に使用するカラースペースを設定します。
[フィルミック]トーンマッパーでのみ使用可能です。 明るいピクセル領域内のグラデーションを制御します。
[フィルミック]トーンマッパーでのみ使用可能です。 暗いピクセル領域内のグラデーションを制御します。
[トーンマッパー]に[物理的なカメラ]が選択されている場合のみ使用できます。 絞りに対する焦点距離の比率を設定します。
[トーンマッパー]に[物理的なカメラ]が選択されている場合のみ使用できます。 カスタムのシャッター スピードを、1 を入力値で割った形式(1/x)で定義します。
[トーンマッパー]に[物理的なカメラ]が選択されている場合のみ使用できます。 イメージ センサーの感度です。この値が小さいほど、カメラのライトに対する感度は小さくなります。
次のオプションがあります。
[カスタム応答曲線]: [RGB]または[輝度]のカスタム センサー応答曲線を使用できます。
[ACES 1.0]: アカデミー カラー エンコーディング システムで定義されているセンサー応答動作を使用します。このため、フィルミックのカラー シフトを行います。たとえば、赤い光を発するオブジェクトが黄色にシフトされます。
[ACES 0.7]: アカデミー カラー エンコーディング システムで定義されているセンサー応答動作を使用します。このため、デジタルの外観になり、赤い光を発するオブジェクトが白にシフトされます。
[カスタム応答曲線]に[センサー応答]が選択されている場合のみ使用できます。 応答曲線エディタのサイズを小、中、または大に設定します。
[カスタム応答曲線]に[センサー応答]が選択されている場合のみ使用できます。 応答曲線モードを[輝度]、[赤]、[緑]、または[RGB]に設定します。
[カスタム応答曲線]に[センサー応答]が選択されている場合のみ使用できます。 カスタム応答曲線をファイルからロード、またはファイルに保存できます。
[輝度]トーンマッパーでのみ使用できます。 特定の角度または視点から見た場合のシーンの輝度値を設定します。
[照度]トーンマッパーでのみ使用できます。 照度がサーフェスに到達する時点の速度を設定します。
[輝度]または[照度]のトーンマッパーでのみ使用できます。 対数 RGB スケール、対数 HSV スケール、線形 RGB スケール、または 線形 HSV スケールのいずれかのマッピング モードを選択します。
ブレンド
VRED にはさまざまなブレンド モードがあります。既定値ではオフになります。
ブレンドしません。
レンダリングの上部に飾り模様をレンダリングします。飾り模様を設定すると、イメージのコーナーが暗くなります。
レンダリング上部のテクスチャを拡大します。テクスチャ オーバーレイに使用できます。
飾り模様またはイメージの不透明度を設定します。この値は、飾り模様またはイメージの暗さをコントロールする場合に使用できます。
飾り模様のブレンドが選択されている場合にのみ使用できます。飾り模様の半径を設定します。
飾り模様のブレンドが選択されている場合にのみ使用できます。飾り模様の丸みを設定します。丸みがゼロの場合は、楕円がレンダリング解像度にフィットします。
飾り模様のブレンドが選択されている場合にのみ使用できます。飾り模様のぼかしを設定します。
イメージのブレンドが選択されている場合にのみ使用できます。テクスチャをピクセル単位でブレンドできます。最終パスでは、入力したイメージがレンダリング時に拡大されます。立体視モードでは、左視点および右視点で異なるイメージを定義できます。
カラー補正
このセクションには、カラー補正のオプションが含まれています。
後処理手順でイメージに影響するホワイト バランス値を定義します。イメージの色温度を調整します。これはケルビン単位で測定されます。ビデオ作品には 6,500 ケルビンが標準的に使用されます。
すべてのカラーをカラーのシェーディングに向かって均等にシフトします。
明るい色値と暗い色値が互いにさらに区別されます。
シーンの明度を増加または減少させます。
カラー値の強度を設定します。
カメラのカラー補正およびカメラのホワイト バランスをバックプレートに適用します。無効な場合は、レンダリングされたジオメトリにのみ適用します。
カメラのカラー補正およびカメラのホワイト バランスをフロントプレートに適用します。無効な場合は、レンダリングされたジオメトリにのみ適用します。
グロー
グレア
フォグ
このセクションには、フォグのパラメータが含まれています。フォグの使用方法については、「フォグを操作する」を参照してください。
遠ざかるにつれて変化するフォグの特性を定義するための距離フォグのオプションを有効にします。フォグがシーンに向かって遠ざかるにつれて、オブジェクトは次第に見えなくなり、フォグが濃くなります。現実の世界と同じです。このため、オブジェクトが背景に対して目立つようにする場合に効果的な方法です。
フォグのカラーを決定します。[距離フォグ]のカラーには、スライダを使用するか、RGB 値を入力します。設定したカラーは、設定済みの[フォールオフ]値の照らされるマテリアルのカラーと係数にブレンドします。
シーンの中へ入っていくにつれて、フォグの密度がどう変化するかを設定します。次の 2 つのオプションがあります。
選択した[フォールオフ]のオプションと距離に基づいて、フォグの密度を決定します。高い値に設定すると、シーン内のオブジェクトは急速に背景に溶け込み、フォグによって視界が遮られます。
フォグの始点からのカメラの距離を設定します。
フォグ密度にノイズを作成します。フォグの密度が均一ではなく場所ごとに異なっているように見えます。雲や類似のフェノメナに全体的に近似させる場合に使用します。
フォグの不規則性(ノイズ関数またはテクスチャで作成)のサイズを決定します。[ノイズ強度]がゼロより大きい場合は、サイズを変更できます。3 つの方向(X、Y、Z)のいずれか、またはすべてで不規則性のサイズをスケールするには、3 つのスライダを使用します。均一にスケーリングする場合は、[均一のスケーリング]チェックボックスをオンにします。
[ノイズ サイズ]が設定されている場合に、ノイズ関数/テクスチャがすべて均一にスケーリングされるのか、それぞれ異なるレートでスケーリングされるのかを決定します。
[ノイズ強度]がゼロより大きい場合は、フォグの不規則性(ノイズ関数またはテクスチャで作成)の位置を設定します。
地面近くのフォグや高層ビルの屋上付近のフォグの効果をシミュレーションするのに役立ちます。距離フォグと同様に、高さフォグはオブジェクトまでの距離やフォグ内での位置によって異なります。
近くにあるほど見えやすくなります。オブジェクトが遠くにあればあるほど、フォグは濃くなります。
オブジェクトがフォグの中にあると、距離フォグと高さフォグの違いはわかりません。オブジェクトの一部がフォグの外にあり、隠れておらず、他の部分はフォグ内にあって隠れている場合には、違いがわかります。
フォグのカラーを決定します。[距離フォグ]のカラーには、スライダを使用するか、RGB 値を入力します。設定したカラーは、設定済みの[フォールオフ]値の照らされるマテリアルのカラーと係数にブレンドします。
シーンの中へ入っていくにつれて、フォグの密度がどう変化するかを設定します。次の 2 つのオプションがあります。
選択した[フォールオフ]のオプションと距離に基づいて、フォグの密度を決定します。高い値に設定すると、シーン内のオブジェクトは急速に背景に溶け込み、フォグによって視界が遮られます。
最小値はフォグの始点を地面からの高さで定義します。最大値はフォグの終点を地面からの高さで定義します。高さフォグを表示するには、最大値を最小値よりも大きくする必要があります。
フォグ密度にノイズを作成します。フォグの密度が均一ではなく場所ごとに異なっているように見えます。雲や類似のフェノメナに全体的に近似させる場合に使用します。
フォグの不規則性(ノイズ関数またはテクスチャで作成)のサイズを決定します。[ノイズ強度]がゼロより大きい場合は、サイズを変更できます。3 つの方向(X、Y、Z)のいずれか、またはすべてで不規則性のサイズをスケールするには、3 つのスライダを使用します。均一にスケーリングする場合は、[均一のスケーリング]チェックボックスをオンにします。
[ノイズ サイズ]が設定されている場合に、ノイズ関数/テクスチャがすべて均一にスケーリングされるのか、それぞれ異なるレートでスケーリングされるのかを決定します。
[ノイズ強度]がゼロより大きい場合は、フォグの不規則性(ノイズ関数またはテクスチャで作成)の位置を設定します。
通常、フォグ密度は定数ですが、フォグ領域とそうではない領域との遷移が急激すぎる結果になります。フォグ内での位置が高くなるにつれて、フォグ密度を徐々に変化させるには、[ブレンド範囲]スライダを使用します。始点から最大密度に達するまでは、フォグが徐々に形成され、その後は次第に薄くなります。[ブレンド範囲]を 1 に設定すると、フォグは見えなくなります。
レンズ フレア
レンズ フレアを有効または無効にします。
レンズ フレアの使用方法については、「 レンズ フレアを操作する 」を参照してください。
VRED 2019 レンズ フレアのビデオを表示するには、こちらをクリックしてください。