Vault 2020.1 Update では、お客様からのご提案に基づいて既存の機能とワークフローに多くの機能強化が追加されました。また、新たな改善も加えられています。
今回のアップデートにより、DWG ファイルを作成されたアプリケーションで開くことができるようになりました。右クリック メニューを使用して図面ファイルを開くと、該当する CAD アプリケーションが開きます。
また、[ファイルを開く動作]ダイアログ ボックスで指定した基本設定に従ってファイルが開かれます。
簡単な設定で、最新バージョンのファイルを入手するようコントロールできるようになりました。つまり、ローカル コンピュータに Vault 内のファイルよりも新しいバージョンのファイルがある場合でも、既定で最新バージョンが開きます。[取得]ダイアログ ボックスで[作業フォルダ - 上書きを強制]オプションを選択すると、常に最新バージョンのファイルを取得できるよう、設定を変更するまで選択されたままになります。
[オプション]を最上部に移動し、このダイアログが折りたたまれた状態でも利用できるようにしました。
また、最後に選択したオプションが維持されるようにしました。このため、「上書きを強制」が選択されている場合、変更されるまでこのオプションが既定になります。
今回のアップデートでは、[Vault から開く]ダイアログにフォルダ ビューも表示されるようになったため、ファイルのナビゲーションが簡単になりました。
[検索]ダイアログ ボックスが完全に展開可能になりました。検索結果を全画面で表示する場合や、複数画面を開いている場合に便利です。
[コメント]セクションで複数行のコメントがサポートされるようになりました。[チェックイン]ダイアログ ボックス、[プロパティ]、[状態を変更]など、さまざまなダイアログ ボックスに適用されます。
これまでは、[チェックイン]や[状態を変更]などのダイアログ ボックスに複数行のコメントを追加すると、Vault Client ではコメントが 1 行で表示されていました。Vault Client では、「コメント」が 1 つの行として表示されていました。今回のアップデートにより、複数行のコメントが Vault Client にも反映されます。
アイテムのリストに複数のページがある場合に最初のページにないアイテムを選択すると、更新の後も、その特定のアイテムは選択されたままになり、最初のページに表示されて更新も行われます。
Vault Client の新しいインスタンスを開くと、最後にアクセスしたフォルダが開きます。
アイテムの割り当てまたは更新のプロセス中、プロセスを完了するには関連アイテムの所有権が必要です。以前は、所有権を絶えず変更したり、所有権を要求する場合に所有権を取得できないと、操作が完了できなくなる可能性がありました。2020.1 Update では、「期限切れ」の子アイテムに対してのみ所有権が必要になりました。