Vault 2020.2 Update では、お客様の提案に基づいて、既存の機能やワークフローに対する多くの機能強化が行われています。また、新しい改善も行われており、その中でも重複検索は最も重要で非常に期待されていたものです。
デザインでの重複するパーツの使用を回避できるように、新しい機能セット全体を導入しました。重複検索を使用すると、データをインテリジェントかつ迅速に区別することができます。Vault 内のジオメトリを比較できるため、生産性が大幅に向上し、結果として製品化までの時間が大幅に短縮されます。WIP ファイルを完全にリリースされたコンポーネントに置き換えることができると、製品の品質と企業の収益性に直接影響を与えます。
この新しい機能セットを使用すると、次の例のようなことを行うことができます。
Vault Client 内:
Autodesk Inventor では:
ADMS Console で Vault をアタッチする際にファイルをすばやく検証できるように、新しいオプションが追加されました。Vault をアタッチするかバックアップを復元すると、Vault 内のチェックサムをファイル保管場所のファイルと照合するファイル保管場所検証が実行されます。大規模な企業レベルの配置の場合、検証手順にはかなり長い時間がかかることがあります。この新しいオプションを使用すると、チェックサムをチェックせずにファイルの存在のみをチェックできます。これにより、検証が迅速になり、プロセス完了までの時間が短縮されます。
ファイルに新しい[フォルダのパス]プロパティが追加されました。このプロパティをカテゴリ ルールで使用して、Vault 内のファイルの場所に基づいてカテゴリの割り当てを実行することができます。
ツリー構造内の空のフォルダのプラス記号が削除されました。これは、アイテムが含まれているフォルダに対してのみ残るため、すべてのフォルダを手動でクリックしなくても、アセンブリのクリーンな実際の構造を確認できます。
Project Sync に、手動同期とスケジュール同期の両方のデザイン ドキュメントを含めるための新しいオプションが追加されました。
この新しい更新により、Project Sync でスケジュールされた同期を持つ隠しファイルを含めることができるようになりました。このオプションを選択すると、システムによって生成された DWF ファイルが自動的にクラウドと同期されます。