システム ログには 3ds Max のステータスに関する重要な情報が含まれており、ユーザやシステム管理者がアプリケーションのステータスを監視するのに役立ちます。既定では、システム ログは C:￥Users￥<ユーザ>￥AppData￥Local￥Autodesk￥3dsMax￥<Max のバージョン>￥<Max の言語>￥Network￥Max.log に書き込まれます。システム ログの場所は、MAXScript コマンド logsystem.getNetLogFileName() を使用して照会できます(MAXScript ヘルプの「ログ システム」を参照)。
システム ログに保持されるデータの量は、[ファイルの基本設定](File Preferences)ダイアログで指定します。
3ds Max セッションごとに個別のカスタム ログを作成することもできます。このカスタム ログの内容は、システム ログに書き込まれる内容と同じですが、ユーザが指定した場所に作成されます。このファイルは次の場合に作成されます。
- 3ds Max を開始するときに、カスタム ログの名前と場所を指定する -log コマンド ライン オプションを使用した場合。
- 環境変数 ADSK_3DSMAX_SESSION_LOG が存在し、カスタム ログの名前と場所を指定する値が設定されている場合。
システム ログのメッセージ形式はスペースで区切られていて、次の情報が含まれています。
- 日時
- メッセージ タイプ: デバッグ(DBG)、情報(INF)、警告(WRN)、エラー(ERR)のいずれか。
- プロセス ID
- スレッド ID
- メッセージの文字列
3ds Max では、ライセンス システムのステータス、ドライバとプラグインのロード、スクリプト イベントなど、さまざまなイベントがログに保存されます。
次のスクリプト関連のイベントがシステム ログに記録されます。
| イベント | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| MAXScript のロード |
|
2021/07/05 11:39:28 INF: [14004] [19512] ロードされた macroscript: C:\Program Files\3ds Max 2022\MacroScripts\Macro_AdvancedLighting.mcr |
| Python ファイルのロード |
|
2021/07/06 14:00:11 INF: [27704] [29892] Python ファイルを実行中: "c:\programdata\autodesk\applicationplugins\substancein3dsmax2022\scripts\post-startup\..\python\substance\SubstanceRendererCompatibility.py"。 |
| Python の読み込み |
|
2021/07/06 13:59:26 INF: [27704] [29892] Python モジュール "sys" を読み込んでいます。 |
| プラグイン パッケージのロード |
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2021/07/12 09:47:34 INF: [25320] [20972] プラグイン パッケージが正常にロードされました - 名前: Autodesk 3ds Max Scene Security Tools - 会社: Autodesk, Inc. - バージョン: 2.0.1 - 場所: c:\programdata\autodesk\applicationplugins\3dsmaxscenesecuritytools\ |
手順
Microsoft Excel で max.log ファイルを表示するには:
- Excel を開始し、ログ ファイルを開きます。
[すべてのファイル(*. *)](All Files (*.*).
Excel でテキスト ファイル ウィザードが開きます。
- ウィザードの手順 1 で、[カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ](Delimited)を選択します。
- ウィザードの手順 2 で、区切り文字のセットに[スペース](Space)を追加するチェック ボックスをクリックします。
- ウィザードの手順 3 で、既定値を受け入れます。
Excel でスプレッドシート形式のログ ファイルが表示されます。
ヒント: 日付(最初の列)または時刻(2 番目の列)が「#######」のように表示される場合は、列の幅を広げます。