ファイルが破損したり、要素が欠落したりすると、ツールの使用時にクラッシュする、ビューポートの操作が不安定になる、キーボード ショートカットが失われる、UI 要素が欠落または破損する、シーン項目のリンクに問題が発生するなどの問題を引き起こすことがあります。このセクションでは、これらの問題に対処するために既定の設定に選択的に復元する方法について説明します。
出荷時の設定を復元する
ファイルが破損する、または欠落する原因としては、3ds Max プラグインがこのようなファイルに書き込もうとしている、3ds Max で開いている複数のファイルがすぐに閉じてしまう、同じファイルに同時に書き込もうとしているなど、さまざまな問題が考えられます。多くの場合、3ds Max に最初にインストールされた既定の設定を復元することで、これらの問題を解決できます。
出荷時の既定設定を復元するには
- [ファイル] (File) > [基本設定] (Preferences)の順に選択して、[一般] (General)タブを選択します。
- ウィンドウの下部にある[出荷時の設定を復元...](Restore Factory Settings...)をクリックします。[出荷時の設定に復元](Restore to Factory Settings)ダイアログ ボックスが開き、次の 2 つのオプションが表示されます。
- 設定フォルダに移動(Go to Settings Folder)
- このオプションを選択すると、ユーザの基本設定ファイルが開き、バックアップ ファイルを確認できます。
- ユーザの基本設定ファイルは、<ユーザ名> > Appdata > Local > Autodesk > 3dsMax > <現在のバージョン>に配置されています。
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重要: ENU フォルダは、3ds Max が閉じている場合のみ編集してください。バックアップ ENU フォルダを復元する場合は、3ds Max が実行されていないときに ENU フォルダの名前を変更してください。そうしないと、エラーが発生します。
- 出荷時の設定を復元(Restore Factory Settings)
- 元の 3ds Max の既定値を使用して再起動するには、このオプションを選択します。リセットの確認を求められ、保持するユーザ設定の選択肢が含まれたウィンドウが表示されます。
- ENU フォルダは、3ds Max が閉じている場合のみ編集してください。バックアップ ENU フォルダを復元する場合は、3ds Max が実行されていないときに ENU フォルダの名前を変更してください。そうしないと、エラーが発生します。[出荷時の設定を復元](Restore Factory Settings)で問題が解決しない場合は、バックアップしておいたバージョンを復元してカスタマイズを元に戻すとよいでしょう。