Physical Sky を使用したライティング
![](../../../../../images/ax-physical-sky-room.jpg)
シーン内で正確にライティングするには、physical_sky が非常に簡単な方法です。「elevation」 と 「azimuth」 の設定を調整するだけで、魅力的な「夕暮れ」のライティングを作成できます。これは次の手順を実行すると非常に簡単に作成できます。
重要:
室内のシーンに skydome_light を使用することはお勧めしません。このライトは屋外のシーン用に設計されており、バックグラウンドにある球形のドームによって表されます。多重重点ライト サンプリングは、このドームの特定の方向にレイをトレースします。ただし、室内のシーンではこのレイの大半がオブジェクトに当たり、ライトからの影響をまったく受けないため、ノイズが生成されます。この場合は、quad_light や distant_light が適切です。
![](../../../../../images/ax-physical-sky-physical-sky-1.jpg)
physical_sky -> skydome_light でライティングされたシーン
- 最初に physical_sky シェーダを作成します。
- skydome_light を作成し、physical_sky を skydome_light のカラー アトリビュートに接続します。
- 太陽が窓から差し込み、奥の壁や床に当たるように、IPR はシーンをレンダリングして、elevation と azimuth の設定を調整します。この場合、太陽光が奥の壁に当たるように、elevation は(15)と非常に低く、azimuth の角度は(143)に設定されています。
大気のボリューム
skydome_light は、ボリュームおよび大気散乱エフェクトにはまったく影響しません。ただし、シーンにスポットライトを追加することで疑似的に影響を与えることができます。
- 窓から差し込むように spot_light を配置します。physical_sky の太陽光の角度と一致するようにスポットライトを回転します。ここではシーン内に太陽光を表すライトが 2 つあることに注意してください。このため、不要な 2 種類のシャドウが作成されます(スポットライトはボリューム散乱エフェクトを作成するためにだけ使用されます)。このエフェクトが顕著に表れる場合は、physical_sky シェーダの「enable_sun」 を無効にし、スポットライトを使用して直射日光をシミュレートします。
![](../../../../../images/ax-physical-sky-image2015-4-9-12-35-26-2.png)
窓を通過するように向けられたスポットライト
「薄明光線」を作成するには、ゴボ フィルタを spot_light に追加します。
- スポットライトを選択して、ゴボ フィルタをスポットライトに接続します。
- ゴボ を選択し、ノイズ シェーダを slide_map に接続します。
- atmosphere_volume を有効にして、density を 1 に増やします。
- 最後に、スポットライトの color_temperature を 4500 前後に変更し、窓から暖かくて優しい太陽光エフェクトが差し込むようにします。
![](../../../../../images/ax-physical-sky-image2013-9-19-17-11-26-3.png)
シーン内に atmosphere_volume を含む spot_light
![](../../../../../images/ax-physical-sky-image2013-12-9-13-34-42-4.png)
skydome_light に接続されている physical_sky で照らされた室内の他の例