このチュートリアルでは、厚みがある、「油」を含んだ煙状のボリュームを生成するために volume_sample_rgb シェーダを使用して、ボリュームの見た目を大きく変更する方法について説明します。このシェーダと volume_sample_float シェーダを組み合わせると、contrast や gammaなど、「作成後」のスタイル アトリビュートを設定できます。これらのアトリビュートは、ボリュームの見た目を「微調整」するのに非常に便利です。この例では、VolumeSampleRGB シェーダを使用して、通常の炎のボリュームを厚みのある煙のようなボリュームに変換しています。ボリューム VDB としてディスクに書き込まれている Houdini の Pyro FX シェルフから既定の炎のシミュレーションを使用します。
VDB ファイルについては、こちらからダウンロードできます。
3ds Max シーンは、こちらからダウンロードできます。
最初に、ボリューム(Arnold > Volume)を作成します。ビューポート内でクリックして、ボリュームを作成します。
ボリュームのパラメータの下で、VDB File Path を選択します。 default_flame.114.vdb. ファイルを開きます。使用する VDB グリッドを尋ねられます。これらのグリッドは選択されたままにしておきます。 これらは、Volume VDB を保存するために使用したダイナミック フィールド グループの名前です。
グリッド フィールド タイプ「density」があることを確認します。これは、Volume VDB を保存するために使用したダイナミック フィールド グループの名前です。
密度、熱、および温度グリッドを使用する VDB ボリューム
Channel パラメータに 「density」 と入力
次に、volume_sample_rgb シェーダのアトリビュートを変更したいくつかの例を示します。
![]() |
![]() |
![]() |
1 | 2 | 10 |
![]() |
![]() |
![]() |
0 | 1 | 8 |
![]() |
![]() |
![]() |
1 | 10 | 25 |
![]() |
![]() |
![]() |
-5 | 0 | 5 |
volume_ray_depth の値を大きくして、ボリュームの見た目に大きな影響を与えることもできます。volume_samples の数を増やして、生成されるノイズを補正してください。この例では、volume_samples の値に 6 が使用されています。
volume_ray_depth の値を大きくした場合、ボリューム内の照明の余計な多重散乱を補正するために、シーン ライティングの露出を抑える必要があるかもしれません。
![]() |
![]() |
0 | 6 |