NURBS to Mesh

NURBS サーフェスをメッシュ オブジェクトに変換します。メッシュとは、Alias でデータ モデルを作成するために、物理的なオブジェクトをスキャンおよびデジタル化した結果、生成される大きなポリゴン オブジェクトです。

メッシュには数百万の三角形を含めることができ、またその内部表現は、リアルなオブジェクトを表現する大きく詳細なデータ モデルを格納する際に効率的な方法である。

メッシュは、個別にシェーディング、削除、または表示の切り替えを行うことのできるピースに分割することができます。ただし、メッシュ内の個々の頂点や三角形を選択、操作することはできません。Diagnostic Shade ウィンドウで Hardware Shade モードまたはいずれかの Diagnostic Shading モードを使用して、メッシュをシェーディングできます。

メッシュを .wire ファイルと .obj ファイルに保存したり、.stl ファイル形式に書き出すことができます。

このツールには、Mesh ツール パレットからアクセスします。

NURBS to Mesh ツールのオプション

Use existing tessellation

このオプションがオンになっていて、サーフェスが既に WindowDisplay > Hardware Shade または Diagnostic Shading パネルを介してテッセレーションされている場合は、そのテッセレーションが使用され、再計算する必要はありません。そうでない場合は、Control Panelのテッセレーションパラメータが使用されます。

このオプションがオフになっている場合、次のオプションの値に基づいてテッセレーションが再計算されます。

Tessellator

  • Fast: 正確性を下げてよりすばやくテッセレーションします。

  • Accurate: より正確に、より時間をかけてテッセレーションします。

同じオプションが WindowDisplay > Hardware Shade のオプション ウィンドウにもあります。

Tolerance

サーフェスのテッセレーションの正確性を制御します。スライダの範囲は 0.0001~1.0 です。既定値は 0.1 です。

同じ許容値が WindowDisplay > Hardware Shade のオプション ウィンドウにもあります。

Limit edge length

このオプションは、Tessellator を Accurate に設定した場合のみ表示されます。

これがチェックされていると、Max edge length スライダが表示され、三角形のサイズの制限を制御します。チェックされていないと、三角形のサイズの制限はなくなります。

Max edge length

任意の三角形のエッジの最大長を(現在設定されている長さの単位で)指定します。

Tessellate shells

このオプションがチェックされていると、シェルがギャップや T 型のエッジを含まないメッシュに変換されるよう設定されるため、ビジュアライゼーションや STL フォーマットへの変換の際、よりよい結果が得られます。

Merge Type

このオプションは、Tessellate shells がオンの場合に限って使用できます。

  • Modeling: 一致する頂点がマージされ、法線がマージされた頂点で平均化されます。これは、モデリングに最適のオプションです。ファイル サイズも小さくなります。

  • Visualize: 法線が保存されます。これにより、一致する頂点は、法線も一致する場合のみマージされます。これは既定で、表示用メッシュに変換されたシェルに対してはこのオプションをお勧めします。

NURBS to Mesh のワークフロー

NURBS サーフェスやシェルからメッシュを作成する

  1. メッシュの作成元となる NURBS サーフェスやシェルをすべて選択します。

  2. Nurbs to Mesh ツール を選択します。

    選択したサーフェスやシェルをテッセレーションすることにより、新しいメッシュ オブジェクトが作成されます。

    注: オブジェクトのテッセレーション方法を制御するには、オプション ウィンドウのパラメータを使用します。

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