Ball Corner
3 つのフィレットとプライマリ サーフェスとの間に、ボール状のコーナー サーフェスを作成します。Ball Corner は旧式のツールです。Corner Blend ツールは、3 つのフィレットとベース サーフェス間でサーフェスをブレンドする効率的な方法を提供します。
このツールには、Surfaces ツール パレットからアクセスします。
Ball Corner の設定
Lock 4th Edge Ratio
ピボット カーブの Chord Length (ボール コーナーの上端)と、ボール コーナーの反対側のエッジの Chord Length の比率を指定します。比率 1.0 は、両方の Chord Length が等しいことを意味します。
ピボット カーブの両端の終点を、頂点(2 つの上部のフィレットの間の交差ポイント)から同じ距離移動させます。ピボット カーブに対称性をもたせるには、このコントロールを使用します。
Start Edge Ratio
ピボット カーブの長さの前半だけを、Pivot Curve Length Ratio に説明したように変更します。
End Edge Ratio
ピボットカーブの長さ の後半だけを、Pivot Curve Length Ratio に説明したように変更します。
Build Surface
チェックされている場合は、Options ウィンドウのいずれのフィールドをどのように変更しても、ボール コーナーサーフェスは自動更新されます。これが既定です。
チェックされていない場合は、ボール コーナー サーフェスは、あったとしても削除され、穴だけが構築されます。
Build Surface のオプション
Continuity
ボール コーナーと 4 つの入力サーフェスとの連続性レベルを制御します。有効な選択肢は、Tangent または Curvature です。既定値は Tangent です。
コントロール オプション
Ball Corner は、「Surface ツールの共通パラメータ」で示されている標準のコントロール オプションを使用します。
また、次の設定は Ball Corner の固有の設定です。
Show Helper Curves
このオプションをチェックすると、ボール コーナーの構築に使用する特別なヘルパー カーブが表示されます。
Ball Corner のワークフロー
フィレットの間にボール コーナー サーフェスを作成する
3 つのフィレットとプライマリ サーフェスの間にボール コーナー サーフェスを作成します。
Ball Corner ツール
を選択します。交差している 3 つのトランジショナル サーフェスを選択します。
Go ボタンをクリックします。
プライマリ サーフェスを選択します。
Go ボタンをクリックします。
トランジショナル サーフェスは紫に、プライマリ サーフェスは黄色に強調表示されて、交点を示す小さな赤い矢印が表示されます。
交点が 3 つ以上検出された場合、うち 2 つの矢印をクリックしてボール コーナー サーフェスの 2 つのコーナーに対応する交差を指定し、Go ボタンをクリックします。
入力サーフェスは交点でトリミングされ、ボール コーナー サーフェスが作成されて、オプション ウィンドウが開きます。
4th Edge Ratio を調整します(ボール コーナーのエッジ上部を伸縮させます)。
Continuity のレベルを選択し、Continuity Check をオンにします。
Explicit Control をオンにして、Explicit Control スライダを使用し、目的の連続性に達するまでボール コーナーのスパンの度数と個数を(U と V 方向の両方で)調整します。または、単にMax.New Spans の値を増加させてみます。
注: Max.New Spans オプションのみが表示されます(Explicit Control がオフの場合)。
オプションの値を変更するたびに、入力サーフェス上に作成されたカーブオンサーフェスは更新され、そのサーフェスは(必要に応じて)再トリミングされ、ボール コーナー サーフェスは再構築されます(Build Surface がオンの場合)。
入力フィレット サーフェスが変更されると、ボール コーナー サーフェスも再構築されます。