法線とサーフェスの方向

ジオメトリ サーフェス法線

サーフェス法線とは、サーフェスの一方の側または他方の側を指す垂直方向のことです。

ジオメトリ法線の方向は、右手の法則に従って、サーフェス上の U および V ハルの方向によって決まります。

法線の方向は、サーフェスの作成時にソフトウェアによって自動的に作成されるため、Alias でモデリングするときは一般的に注意を払いません。

ジオメトリ サーフェス法線は、視覚化またはソリッド モデリングのためにサーフェスの内側/外側を解釈する必要がある他のソフトウェアにモデルを書き出す場合に重要になることがあります。Shell Stitch ツールは通常、すべてのジオメトリ法線が統一されていることを確認する場合に使用されます。

ジオメトリ サーフェス法線を反転する(赤い法線)

ジオメトリ法線は「赤い法線」とも呼ばれます。この名前は、Set Geometric Surface Orientation ツールを使用して表示および変更する際に使用する色に由来します。[Shift]キーと[Alt]キーを使用してジオメトリ法線を表示すると、注視点マニピュレータ上に法線の方向が青色または黄色で表示されます。

ジオメトリ サーフェス法線の方向を変更すると、U 方向または V 方向が変更されるため、サーフェスのコンストラクション ヒストリが削除されます。

視覚的サーフェス方向を反転する(黄色の法線)

視覚的サーフェスの方向は黄色い法線とも呼ばれます。この名前は、Set Visual Surface Orientation ツールを使用して表示および変更する際に使用する色に由来します。

サーフェスの視覚的方向は、U 方向と V 方向およびジオメトリ法線の方向とは異なります。サーフェスの視覚的方向を変更しても、コンストラクション ヒストリは保持され、テクスチャ マッピングが影響を受けることもありません。

すべてのツール(Ambient Occlusion、Draft Evaluation、Parting Line、Offset など)は、サーフェス法線ではなく方向を使用してサーフェスが向いている方向を定義します。ファイルを書き出す場合は、サーフェスの向きの情報は、ファイル フォーマットが何らかの方法でその情報をサポートできることを前提として変換されます。

ツール

カーブ法線

カーブ法線を表示するには、次のツールを使用します。

  • Curve Curvature ツール

    • 法線方向は、緑色のコームで表示されます。
    • ねじり(選択した場合)は、法線ライン(従法線の方向)に垂直となるオレンジ色のコーム ラインとして表示されます。
  • Arc Length ツール

    • N1: カーブ法線の方向
    • N2: カーブ従法線の方向