パラメータ配置 UV

パラメータ(U または V)は、カーブ(U)またはサーフェス(UV)の長さに沿った位置を表す数学的な値です。このパラメータは、ソフトウェアがカーブまたはサーフェスのすべての点の XYZ 位置を計算する場合に使用されます。

原点 CV と以降の CV では、U 方向と V 方向を示すために使用される CV 記号 が異なります。

モデリング

ビジュアライゼーション

ツールとワークフロー

スナップを使用してカーブまたはサーフェス上の位置を指定する場合(例: Detach または Insert ツールを使用する場合)、次のキーを使用します。

  • Ctrl: エディット ポイントまたはアイソパラムにスナップします。
  • Alt: エディット ポイントまたはアイソパラムの中間にスナップします。

次のツールは、UV パラメータの表示に影響します。

次のツールを使用して、UV パラメータを修正できます。

次のツールには、Chord または Uniform パラメータ配置オプションがあります。

詳細: Chord および Uniform パラメータ配置

ほとんどの Alias ツールでは、既定で Uniform パラメータ配置が使用されます。

Uniform パラメータ配置

Uniform パラメータ配置では、整数のパラメータ値をエディット ポイントおよびアイソパラムに割り当ててから、パラメータ値をスパンに沿って等間隔に分布させます。

エディット ポイントのパラメータは常に、1 番目は 0.0、2 番目は 1.0、3 番目は 2.0 と続きます。

パラメータ値を調べるには、Arc Length ロケータを使用し、Ctrl キーを押しながらスナップします。

均一カーブ間に作成されたサーフェスは、同じパラメータのエディット ポイントを接続し、作成されるアイソパラム数を最小にします。

Chord パラメータ配置とは異なり、Uniform カーブのパラメータは実際のカーブ長とは関係ありません。

シングルスパンの場合、Bezier、Chord、および Uniform ジオメトリは、CV が同じ位置にあるときは同じシェイプになります。

Chord パラメータ配置

Chord パラメータ配置では、カーブの開始点にパラメータ 0.0 が割り当てられ、その後、エディット ポイント間の Chord Length (最短の直線距離)に比例するようにパラメータ値が大きくなります。

Chord Length カーブのパラメータは整数ではありません。つまり、Chord Length カーブ間にサーフェスを構築すると、クロスノットが挿入されて、アイソパラム数が過剰になることがあります。

詳細: 縮退サーフェス

サーフェスは、U 方向と V 方向のフローを反映して常に 4 辺になるため、長さがゼロの境界は縮退エッジと呼ばれます。縮退エッジがあると、通常は、下流工程のモデリング操作で問題が発生し、サーフェスのハイライト表示が不適切になるため、縮退エッジは使用しないでください。

縮退エッジを使用する代わりに、4 辺以外のサーフェスを作成するトリミングを使用することを常にお勧めします。

縮退エッジの例

  • 4 番目のエッジのすべての CV が互いに重なり合って、3 辺に見えるサーフェス。
  • 周期的なプリミティブ: 球、円柱、円錐縮退した極が生成されないようにするために、Sphere オプション ウィンドウで代替の球タイプを使用できます。

縮退エッジを識別する

  • ハルを選択し、Ctrl と矢印キーを使用して(ピック ウォークを行って)ハルを順番に移動し、CV が 1 つの点に集約していることを確認します。
  • Pick > CV を使用して、(ドラッグ選択ではなく)シングルクリックを行うと、Pick Chooser リストに表示される CV の数を確認できます。

エッジの縮退を回避するためのモデリングのガイドライン

縮退エッジを持つサーフェスでは曲率とハイライトが不適切になるため、長さがゼロのエッジは使用しないでください。

  1. Skin: 入力カーブの接触を回避します。
  2. Bi-Rail: レール カーブの接触を回避します。
  3. Square および Rail: 隣接する入力カーブが接するのを回避します。

詳細: マルチノット

マルチノットとは、空間内の同じ場所に複数のエディット ポイント/アイソパラムがあり、空白のスパンが作成されて、レベル 1 の自動連続性がなくなる状況のことです。たとえば、3 次カーブでは通常、エディット ポイントに G2 (曲率連続性)があります。

  • 2 つのエディット ポイントのあるマルチノットを作成すれば、その自動曲率連続性が失われ、マルチノットには G1 (接線連続性)だけが維持されます。
  • 3 つのエディット ポイントのあるマルチノットを作成すれば、自動曲率と自動接線連続性の両方が失われます。したがって、マルチノットには G0 (位置連続性)だけが残ります。

マルチノットは一般的に望ましくありません。多くの CAD パッケージではマルチノットを含むモデルを受け入れることができず、一部の Alias ツールではマルチノットを操作できません。

マルチノットの一般的な原因は、次のとおりです。

  • 複雑なトリム エッジからジオメトリを構築する。Rail ツールと Square ツールで Rebuild オプションを使用すると、マルチノットを使用して入力のパラメータが再設定されます。
  • 円に有理ジオメトリを使用する。

マルチノットを表示する

右マウス ボタンを押しながら Query Edit を使用すると、マルチノットがグラフィカルに表示されます。

マルチノットは空白のスパンであるため、スパン数と空でないスパン数の差によってマルチノットの数が決まります。

Evaluate パレットの Check Model を使用してマルチノットを特定することもできます。