他の VBA プロジェクトを参照することで、コードがより簡単に共有できるようになります。
開発者は共通して使用されるマクロのライブラリを作成し、その後で、必要に応じてライブラリを参照することができます。このようにしていると、共有のコードを集中的に維持およびサポートしながら、多数の開発者でコードを利用できるようになります。
他のプロジェクトを正しく参照すると、VBA IDE のプロジェクト ウィンドウに新しいフォルダが用意されます。この新しいフォルダには[参照設定]というタイトルが付けられ、参照したプロジェクトの名前が格納されます。
プロジェクトをいったん参照した後は、そのプロジェクトのコードまたはフォーム コンポーネントのうち、公開されているものであればどれでも使用することができます。
AutoCAD は、他のプロジェクトを参照するプロジェクトをロードするときに、参照されるプロジェクトも自動的にロードします。参照されたプロジェクトは、参照したプロジェクトがすべて閉じられるまで閉じることができません。
循環参照を行うことはできません。つまり、元のプロジェクトに戻る参照が入っているプロジェクトを参照することはできないということです。間違って循環参照を作成すると、VBA からそのことを示すメッセージが表示されます。
プロジェクトの参照は Microsoft VBA の標準機能です。AutoCAD では、この機能の拡張は行われていません。プロジェクトの参照についての詳細は、Microsoft VBA ヘルプ ファイルを参照してください。Microsoft VBA ヘルプ ファイルは、VBA IDE の[ヘルプ]メニューから開くことができます。