概要 - オブジェクト階層にアクセスする(ActiveX)

アプリケーションに接続するための追加の手順が必要ないため、オブジェクト階層へのアクセスは現在の AutoCAD セッションを使用して簡単に行うことができます。

ThisDrawing オブジェクトを使用して、現在の AutoCAD セッション内のアクティブな図面にアクセスできます。ThisDrawing を使用することにより、現在の Document オブジェクトおよびそのすべてのメソッドとプロパティ、ならびに階層内の他のすべてのオブジェクトにアクセスできます。

グローバル プロジェクトでは、ThisDrawing は常に AutoCAD 内のアクティブな図面を意味します。埋め込まれたプロジェクトでは、ThisDrawing は常にそのプロジェクトを含んでいるドキュメントを意味します。

注: VBA および埋め込みプロジェクトは、AutoCAD LT ではサポートされていません。

たとえば、グローバル VBA プロジェクトの中にある次の行コードは、AutoCAD で現在アクティブな図面を保存します。

ThisDrawing.Save

次の AutoLISP 文は、現在の図面を保存します。

(setq acadObj (vlax-get-acad-object)
      doc (vla-get-ActiveDocument acadObj))
(vla-Save doc)