ソフトウェア付属のツールを使用して、基本的な集計を図面に追加できます。これらのツールではスタイルとプロパティが事前に定義されています。既存の集計表スタイルをカスタマイズするか、新しいスタイルを作成することで、ドア金具などのオブジェクトの詳細な情報を追加で集計することもできます。 集計の作成および管理では、以下の用語が使用されます。
プロジェクト ベースまたは標準の集計タグを図面中で使用すると、オブジェクトのプロパティ データをグラフィカルに表示することができます。プロパティ セット中のドアの幅などのプロパティに集計タグを結びつけることで、オブジェクトのプロパティ データを 3'-0'' のようにレポートします。タグをプロパティ セットが適用されているオブジェクトに固定すると、タグにプロパティの値が表示されます。 オブジェクトまたはプロパティを変更すると、タグ内の情報が更新されます。
[集計]ツール パレットとコンテンツ ブラウザには、プロジェクトベースおよび標準の壁、ドア、および窓を集計するための既定のツールが用意されています。スタイルやその他のプロパティが事前に定義されたこれらのツールを選択することで、図面に集計表をすばやく配置することができます。また、集計表ツールのプロパティを既存の集計表に適用することもできます。集計表ツールは、集計表スタイルから作成することができます。
集計表スタイルでは、表に含めることができる特定のオブジェクト タイプのプロパティを指定します。集計表スタイルは、文字の高さや間隔、列、見出しなどの表形式もコントロールします。集計表スタイルの表示プロパティは、表コンポーネントの表示、レイヤ、色、線種、および線種尺度をコントロールします。
集計表スタイルのオプションを使用すると、通常の集計と(ドット集計とも呼ばれる)マトリックス集計の両方を作成できます。 また、通常の集計で個々の列のマトリックス形式を指定することもできます。
プロパティ データは、オブジェクトのプロパティに関する情報です。たとえば、幅と高さはドアの典型的なプロパティです。これらのプロパティに対して収集されたデータは、幅が 3'-0、高さが 7'-0" などとなります。このプロパティ データは、プロパティ セットに含まれます。
プロパティ セットは、ユーザが定義できる関連オブジェクト プロパティのグループです。プロパティ セットをオブジェクトやスタイルにアタッチすると、プロパティ セットは、オブジェクトに関連付けられているプロパティ データのコンテナになります。プロパティ セットは、プロパティ セット定義を使用して指定します(以下を参照)。
プロパティ セット定義は、オブジェクトまたはスタイルとともに追跡できるプロパティのグループの特性を指定するドキュメンテーション オブジェクトです。 たとえば、DoorNumber (ドア番号)、DoorWidth (ドアの幅)、FireRating (防火戸)のプロパティ定義を含む DoorProps (ドアのプロパティ)というプロパティ セット定義を作成できます。各プロパティには、名前、説明、データ タイプ、データ形式、既定値があります。
集計表、集計タグ、またはプロパティ パレットにおけるプロパティ データの表示方法をコントロールするには、プロパティ セット定義内の各プロパティ定義についてプロパティ データ形式を指定します。たとえば、プロパティ データ形式を使用して、幅が 3 フィートのドアを、インチ単位の図面で 36 単位の生の値を使用して、3'-0"、3'、または 3 ft と表示することができます。プロパティ セット定義と集計表スタイルはいずれもプロパティ データ形式を使用して、各プロパティの値の表示形式をコントロールします。