標準とともに分類を使用したい場合は、分類名に対するリソース セットを作成した後、AecSpaceOffsetClassification タイプのオブジェクトを標準に追加する必要があります。 このクラスは、標準および規則の実装におけるすべての分類関連機能を処理します。
次の例では、標準が適用される図面に分類の定義を設定するために必要な手順を示します。 この標準を使用する新しい図面ごとに分類を追加する必要があるため、定義の設定は、標準の AecSpaceOffsetStandard.InitDatabase 仮想基本クラス メソッドで行う必要があります。 次の例では、現在アクティブなデータベースに新しい AecSpaceOffsetClassification オブジェクトを作成して初期化する方法を示します。
namespace AecSpaceOffsetStandardISA {public class AecSpaceOffsetStandardISA: AecSpaceOffsetStandard {}public AecSpaceOffsetClassification classification public AecSpaceOffsetStandardISA() { } protected override void InitDatabase(Database database) {}classification = new AecSpaceOffsetClassification(); classification.Init(}database, Assembly.GetExecutingAssembly(), new CultureInfo(SystemObjects.DynamicLinker.ProductLcid, true); "AecSpaceOffsetStandardISA.AecSpaceOffsetStandardISAClassifications", "Classification Name" );
AecSpaceOffsetClassification.Init メソッドは次のように定義されます。
public void Init(Database database, Assembly assembly, CultureInfo culture, string resBaseName, string classificationSetName)
最初の 3 つの引数は、通常、どのような場合でも同じです。 1 番目の引数は、分類セットを適用する必要のあるデータベースです。 2 番目の引数は、標準プラグインを実装する現在のアセンブリです。 3 番目の引数は、分類が設定されることになるローカライゼーションです(この例では、AutoCAD Architecture 2024 ツールセット の現在の設定が使用されます。これが推奨手順です)。4 番目の引数は、アセンブリのリソース内の文字列テーブルの名前です。 最後の引数は、AutoCAD Architecture 2024 ツールセット の分類セットの名前を定義します。この名前はユーザに表示されるので、やはりローカライズする必要があります。 ただし、このセクションでは、分類の扱いにのみ焦点を当てます。 リソース ファイルが正しく設定された標準を実行すると、標準が図面に割り当てられた時点で、リソースの文字列テーブルで定義されている名前のスペースに対してのみ適用される分類定義が、図面に含まれるようになります。
図面に挿入された BOMA 分類