干渉状態を追加するには

壁にマス要素などのオブジェクトを配置して、壁にカスタム開口部やカスタム切り欠きを作成するには、次の操作を実行します。 例としては、柱が壁に接している柱通芯構造があります。

干渉状態を定義するときは、干渉オブジェクトによってプラン ビューの壁の包絡処理がどのような影響を受けるかを指定します。 干渉オブジェクトが壁に追加されるか、壁から差し引かれるか、無視されるかを指定できます。 選択したオプションは、プラン ビューの壁だけに反映されます。モデル表示レベルでは、この手順で選択したオプションに関係なく、干渉状態は常に壁から差し引かれます。

注: コーナーで接する壁など、複数の壁に同じオブジェクトを干渉状態として適用する場合は、最初の壁より後の壁には、干渉状態を無視するオプションを使用します。 プラン ビューでは、干渉状態を適用したすべての壁の効果は「和」になります。

干渉を表示させるには、壁または壁スタイルの表示プロパティで、包絡処理表示コンポーネントを選択しておく必要があります。 AutoCAD Architecture 2024 ツールセット と一緒に提供される大半の壁スタイル サンプルでは、プラン表示レベルの包絡処理はオンになっています。

  1. 干渉状態を指定する位置にオブジェクトを配置します。
  2. 干渉を追加する壁を選択します。
  3. [壁]タブ[修正]パネル[干渉]ドロップダウン[追加] をクリックします.
  4. 壁と交差するオブジェクトを選択して、[Enter]を押します。
  5. プラン ビューの包絡処理が干渉状態に適用される方法を指定します。
    次の操作を行いたい場合 次のように操作します
    干渉状態を包絡処理に追加するには a (和)と入力します。
    包絡処理からオブジェクトの形状を差し引くには s (差)と入力します。
    包絡処理が適用されるときにオブジェクトを無視するには i (無視)と入力します。