特殊な関数呼び出しフレーム リファレンス(Visual LISP IDE)

2 つの特殊な関数呼び出しフレーム FOREACH と REPEAT があります。

注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。

FOREACH フレーム

FOREACH フレームには、foreach 関数の呼び出しが示されます。[トレース スタック]ウィンドウで (FOREACH ...) を右クリックして[ローカル変数]を選択すると、ユーザが指定した変数名とその値が表示され、foreach 関数で代入された変数がリストされます。たとえば、次の式が評価されてから、

(foreach n '(a b c) (print n))

[ローカル変数]オプションを選択すると、次のような[フレーム バインディング]ウィンドウが表示されます。

この[フレーム バインディング]ウィンドウには、ユーザが指定した変数(N)、その変数の現在値(A)、および foreach 関数に渡されたリスト内で処理される残りの項目(B C)が示されます。

REPEAT フレーム

REPEAT フレームには、repeat 関数の呼び出しが示されます。[トレース スタック]ウィンドウで (REPEAT ...) を右クリックして[ローカル変数]を選択すると、特別な名前カウンタと、repeat 関数の内部カウンタの現在値が表示されます。内部カウンタ値は、最初はrepeat 関数に渡された整数値に設定され、要求された繰り返しの数が示されます。カウンタは、各ループが繰り返されると 1 つずつ減少します。1 を引いた残りの繰り返しの数が表示されます。

注: 繰り返される各式にはそれぞれ独自のカウンタがありますが、[ウォッチ]ウィンドウに追加できるのはそのようなカウンタ変数の 1 つのみです。

ifcond、and、setq などの AutoLISP 関数は、スタックに表示されません。それらの関数の呼び出し位置は、Visual LISP のテキスト エディタ ウィンドウ内のソース ファイルの中に表示されるため、必要ありません。