AutoLISP では DCL ファイルを表示することができますが、Visual LISP エディタでは DCL で定義されたダイアログ ボックスをプレビューするためのツールが提供されます。
このツールの動作を確認するには、次の DCL コードを新しいファイルに、さらに Visual LISP エディタのテキスト エディタ ウィンドウにコピーします。
hello : dialog { label = "Sample Dialog Box"; : text { label = "Hello, world"; } : button { key = "accept"; label = "OK"; is_default = true; } }
この DCL ファイルは、「サンプル ダイアログ ボックス」というタイトルのダイアログ ボックスを定義しています。 ダイアログ ボックスには、文字タイルと[OK]ボタンがあります。このファイルを hello.dcl として保存し、[名前を付けて保存]ダイアログ ボックスの[保存するファイルの種類]フィールドから[DCL ソース ファイル]を選択してください。
テキスト エディタで DCL ファイル内の文がどのように色付けされているかに注目してください。次の表に、既定のコードの色付けを示します。
DCL の既定のコードの色付け |
|
---|---|
DCL 要素 |
色 |
タイルとタイルの属性 |
青 |
文字列 |
紫 |
整数 |
緑 |
実数 |
青緑 |
コメント |
紫、背景は灰色 |
括弧 |
赤 |
プリプロセッサ |
暗い青 |
演算子と句読記号 |
暗い赤 |
認識されない項目 (たとえば、ユーザ変数) |
黒 |
テキスト エディタ ウィンドウで、定義されたダイアログ ボックスを表示するには、[ツール] [インタフェース ツール]
[エディタ内の DCL をプレビュー]をクリックします。1 つの .dcl ファイル内に複数のダイアログ ボックスを定義している場合もあるため、表示するダイアログの名前を指定するよう求められます。
DCL ファイルに複数のダイアログ ボックスの定義が含まれているときは、プルダウン矢印をクリックして、プレビューするダイアログ ボックスを選択します。hello.dcl には 1 つのダイアログ ボックスしか定義されていないため、[OK]をクリックしてこのダイアログ ボックスを表示します。
[OK]をクリックして、ダイアログ ボックスのプレビューを終了します。
ボタンはダイアログ ボックスの属性を説明するには良い材料ですが、実際に作成するダイアログ ボックスでは標準の終了ボタン サブアセンブリを使用してください。実際には、ok_only サブアセンブリを使用すると、前の図に示したのと同じダイアログ ボックスを作成できます。「概要 - ダイアログ ボックス終了ボタンとエラー タイル(AutoLISP)」を参照してください。