概要 - Hewlett-Packard HP-GL/2 プロッタを環境設定する

Hewlett-Packard HP-GL プロッタは RS-232C シリアル I/O ポート経由でサポートされています。

Hewlett-Packard プロッタを、9600 ボー、7 データ ビット、1 ストップ ビット、偶数パリティに設定してください。

ハード クリップ範囲

7580、7585、7586、DraftPro DXL/EXL、DraftMaster I、7586B、7596A プロッタは、プログラムにハード クリップ範囲を返します。このためにはプログラムとプロッタの間の双方向の通信が必要です。プロッタはセットされた用紙の正確な印刷領域をプログラムに送信するので、プログラムは、実際の用紙サイズに基づいてプロッタの位置を調整できます。プログラムのハード クリップ範囲の要求をオフにした場合、設定済みの用紙サイズに基づいてプロッタの位置が調整されます。ハード クリップ範囲をオフにした場合、通常は、デバイスで実際に印刷が可能な領域を反映するように、設定した用紙サイズを調整する必要があります。用紙サイズを調整しないと、印刷が欠けることがあります。用紙上の印刷の位置を調整するには、印刷の原点を変更します。

オペレーティング システムのプリント スプーラ経由で印刷した場合は、システム プリンタとの競合のため、またはネットワーク ポート経由で印刷しているためにプログラムのハード クリップ範囲の要求はオフになります。警告メッセージが表示された場合は、設定した用紙サイズと印刷の原点を調整する必要があります。

プログラムは、ファイルに出力する場合と同じ方法で、現在設定されているポートに印刷データを送信します。印刷の送信後は、プロッタ バッファに直接出力したり、ネットワーク経由で印刷できます。

HP-GL 長尺印刷

HP-GL デバイスは、ロール紙を使用した場合にフレームの高さを制限します。フレームの高さは、ロール紙の幅によって変わります。フレームの高さを越えて印刷されるように、長尺印刷を実行する必要があります。

プログラムは、長尺用紙サイズを設定した場合と、[プロッタ環境設定エディタ]で[用紙サイズを追加]ウィザードを使用して長尺印刷用紙サイズを作成した場合に、長尺印刷が必要かどうかを判断します。

ドライバは、すべてのベクトルをプロッタ バッファまたはハード ディスクに送信します。ペン プロッタは、各フレームが印刷されるように自動的にページを送ります。

Hewlett-Packard のユーザ ガイドの指示に従ってください。複数のフレームに印刷される長尺印刷の場合、ペン ストール 8 に黒の 0.3mm ファイバーチップ ペン(プロッタ用紙用)か 0.35mm 製図ペン(上質紙またはポリエステルフィルム用)が必要です。これらのペンのみが、プロッタのフレーム間の位置合わせに使用される登録マークの検出が可能です。

7586B ロール フィード プロッタを使用して長尺印刷を行った場合、[Out of Limit]ライトが点灯することがあります。これは、通常、非常に大きい図面を印刷しているときにプログラムとプロッタが通信していることを示しています。