アクション マクロの例: ブロックを挿入してダイナミック プロパティ値を変更する

この例では、ツール パレットからダイナミック ブロックを挿入し、[プロパティ]パレットを使用してダイナミック プロパティを変更する方法を学習します。

この例では、次の方法を学習します。

アクション マクロの記録を開始する

[アクション レコーダ]パネルで、アクションを記録します。[アクション レコーダ]パネルを表示して記録を開始するには、次の手順に従います。

[ツール パレット]ウィンドウからアクションを記録する

記録を開始したら、ツールパレットのツールにより実行されたアクションや[プロパティ]パレットを使用したプロパティの変更を記録できます。[ツール パレット]ウィンドウの[構造]ツール パレットから、[I 型梁 - フィート]ダイナミック ブロックを配置し、[プロパティ]パレットを使用してこのブロックのダイナミック プロパティの 1 つを変更します。次の手順に従います。

  1. コマンド プロンプトに対して toolpalettes と入力し、[ツール パレット]ウィンドウを表示します。
  2. コマンド プロンプトに対して properties と入力し、[プロパティ]パレットを表示します。
  3. [ツール パレット]ウィンドウで、[すべてのパレット]グループの[構造]タブをクリックします。
  4. [構造]タブで[I 型梁 - フィート]ツールをクリックします。
  5. [プロパティ]パレットの[カスタム]領域で、[梁サイズ]フィールドをクリックします。
  6. [梁サイズ]ドロップダウン リストから、[IPE A 140]を選択します。
  7. 作図領域で、ブロックの挿入位置を指定します。

アクション マクロの記録を停止して保存する

すべてのアクションを記録したら、記録を停止して、記録したアクションをアクション マクロ ファイルに保存します。次の手順に従います。

  1. [管理]タブ [アクション レコーダ]パネル [停止]をクリックします。
  2. [アクション マクロ]ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。
    • [アクション マクロ コマンド名]ボックスに、InsertIPEA140 と入力します。
    • [説明]ボックスに、「梁 IPE A 140 を挿入します。」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。

アクションを削除する

アクション マクロを記録すると、再生時に必要のない付加的なアクションが記録されてしまうことがあります。たとえば、上記の例の記録中に、[ツール パレット]ウィンドウと[プロパティ]パレットを表示しました。これらのアクションは、アクション マクロを再生するために必要なものではありません。アクションを削除するには、次の手順に従います。

  1. [管理]タブで、[アクションレコーダ]パネルを展開します。
  2. [アクション ツリー]で、アクション マクロ ノードの下の TOOLPALETTES アクション ノードを選択し、右クリックします。[削除]を選択します。
  3. PROPERTIES アクション ノードを選択し、右クリックします。[削除]を選択します。

挿入位置を指定するように求めるプロンプトを表示する

アクション マクロの記録時に使用された座標値は、アクション マクロに基点を挿入したり、ユーザ入力を要求するための一時停止を挿入していない限り、アクション マクロの再生時にも使用されます。座標値を求めるプロンプトを表示するには、次の手順に従います。

  1. [管理]タブで、[アクションレコーダ]パネルを展開します。
  2. [アクション ツリー]で、[EXECUTETOOL]アクション ノードの下の座標値を右クリックします。[ユーザ入力を要求]を選択します。

アクション マクロを再生する

アクション マクロを再生すると、ブロックの挿入位置を指定するように求めるプロンプトが表示されます。アクション マクロの結果を確認するには、次の手順に従います。

  1. [管理]タブ [アクション レコーダ]パネルをクリックし、[アクション マクロ]リストから[InsertIPEA140]を選択します。
  2. [再生]をクリックします。
  3. 基点を指定するように求めるプロンプトが表示されたら、ブロックを挿入するための基点を、作図領域で指定します。

    ブロックが挿入されるとき、[プロパティ]パレットで選択した梁のサイズが使用されます。

  4. [アクション マクロ – 再生の完了]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。