概要 - コマンドのカスタマイズ

コマンドは、コマンド プロンプトに対してコマンド名を入力して実行したり、リボンのボタンやショートカット メニュー項目などのユーザ インタフェースから実行したりすることができます。ユーザ インタフェースから実行するコマンドは、製図ワークフローや CAD 標準仕様に合わせて、カスタマイズしたり編成したりすることができます。

コマンドを作成したり管理したりするには、以下を使用します。

[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタ
  • 新しいコマンドをゼロから作成する。
  • 既存のコマンドをコピーして新しいコマンドを作成する
  • 既存のコマンドのプロパティを編集する
  • ユーザ インタフェース要素にコマンドを追加し、その外観をカスタマイズする
[コマンド マクロ]パレットのコマンド マクロ エディタ(AutoCAD のみ)
注: AutoCAD LT または AutoCAD ベースのツールセットではサポートされていません。
  • 利用可能なマクロ推奨インサイトを表示して試す
  • マクロ推奨インサイトをコマンドとして保存する
  • 保存したコマンドをカスタマイズする
  • [自動化]リボン タブにコマンドを追加する

コマンド プロパティ リファレンス

次の表に、コマンドを定義するプロパティを示します。

プロパティ

説明

カスタマイズ可能

CUI エディタ

コマンド マクロ エディタ

[名前]

コマンドをユーザ インタフェースまたはツールチップの一部として追加するときに、要素の初期名として使用する文字列を指定します。

X

X

[尺度変更]

[説明]

コマンドの基本ツールチップの一部として表示される文字列を指定します。

X

X

選択したオブジェクトの比率を保持したまま拡大、または縮小

[拡張ヘルプ ファイル]

コマンドの拡張ツールチップを定義するファイルの XAML ファイル名とヘルプ ID を指定します。

注: 拡張ツールチップは、内部的にすべての標準コマンドに割り当てられます。

X

[コマンド表示名]

コマンドに割り当てられたマクロに関連する AutoCAD コマンドの名前を含む文字列を指定します。

X

SCALE

[マクロ]

コマンドがユーザ インタフェースから起動されたときに実行されるマクロを指定します。

X

X

$M=$(if,$(eq,$(substr,$(getvar,cmdnames),1,4),GRIP),_scale,^C^C_scale)

[タグ]

コマンドに関連付けられたキーワードを指定します。タグは、アプリケーション メニューの[検索]ボックスを使用したときに、検索のための追加情報を提供します。

X

[要素 ID]

コマンドを一意に識別するタグを指定します。

X

ID_Scale

[小さいイメージ]

小さい(16 x 16)リソース イメージのリソース ID またはファイル名を指定します。

X

RCDATA_16_SCALE

[大きいイメージ]

大きい(32 x 32)リソース イメージのリソース ID またはファイル名を指定します。

X

X

RCDATA_32_SCALE