概要 - コンジット マーカーのサポート ファイル

AutoCAD Electrical ツールセット には、配線サイズおよびコンジット サイズの情報が保存されているサポート ファイル、.wdw ファイルおよび .ww1 ファイルがあります。このファイルは単純なテキスト ファイルで、ワードパッドなどの任意のテキスト エディタで編集することができます。

.WDW ファイル

.WDW ファイルには、配線情報が保存されています。プロジェクトごとに異なるファイルを使用したい場合もあります。この場合は、projname.wdw ファイルを作成し、プロジェクト ファイル(.WDP)と同じフォルダに保存します。すべてのプロジェクトに同じファイルを使用するには、USER フォルダ内の DEFAULT.WDW ファイルを作成するか、変更します。[プロジェクト マネージャ]で、プロジェクト名を右クリックして[設定]を選択し、絶対パスを検索します。

このファイルでは、AutoCAD Electrical ツールセット の配線画層ごとに 1 行が使用されます。各行に 3 つのフィールドがあり、各フィールドはセミコロンで区切らます。最初のフィールドは図面で使用される実際の配線画層名です。2 番目のフィールドは、配線画層の説明です。この説明は、AutoCAD Electrical ツールセット の[配線の色/ゲージ ラベル]ツールで使用されます。3 番目のフィールドは、配線サイズです。

たとえば、14_RED_THHN という名前の配線画層があり、この画層の配線の色/ゲージ ラベルとして #14AWG RED を読み込ませ、配線自体の直径が 0.0087 である場合、.WDW ファイルの線は次のように表示されます。

14_RED_THHN;#14AWGRED;0.0087

.WW1 ファイル

.ww1 ファイルには、コンジット情報が保存されています。プロジェクトごとに異なるファイルを使用したい場合もあります。この場合は、projname.ww1 ファイルを作成し、プロジェクト ファイル(.WDP)と同じフォルダに保存しておくだけです。すべてのプロジェクトで同じファイルを使用する場合は、USER フォルダ内の DEFAULT.WW1 ファイルを作成または変更します。絶対パスを確認するには、[プロジェクト マネージャ]でプロジェクト名を右クリックし、[設定]ボタンを使用します。

このファイルでは、コンジットごとに 1 行が使用されます。各行には 2 つのフィールドがあります。最初のフィールドは、[コンジット マーカー]ダイアログ ボックスに表示されるコンジット サイズです。2 番目のフィールドはコンジット サイズ、つまりコンジットの断面積です。配線からのすべての配線の直径サイズを追加しておけば、その情報を .WDW ファイルから取得して、AutoCAD Electrical ツールセット はコンジットにどの程度の空きがあるかを判断することができます。たとえば、内径が 0.8 の 1 インチのコンジットは、断面積が 0.5024 になり、WW1 ファイルの行は次のように表示されます。

1";0.5024

注: .WW1 ファイルを作成すると、[コンジット マーカー]ダイアログ ボックスにはこのファイルに一覧表示されているコンジットだけが表示されるようになります。AutoCAD Electrical ツールセット