AutoCAD Electrical ツールセット では、プロジェクト データベースでユーザ テーブルを使用できます。AutoCAD Electrical ツールセット のブロック挿入(コンポーネント、機器シンボル、線番、端子、渡り矢印)にはすべて、固有のアプリケーション データを追加することができます。この情報のコピーが抽出され、プロジェクト データベースのユーザ テーブルに保持されます。このメカニズムにより、Microsoft Access 形式のプロジェクト データベース ファイルにクエリーを実行することで、プロジェクト全体のすべての図形に含まれているユーザ固有の情報にアクセスすることができます。このデータは、非表示の拡張図形データとして格納されます。データの用途に制限はなく、ユーザの要件に合わせて使用できます。
たとえば、明示的な配線シーケンス情報、ケーブルまたは配線の長さ、経路情報を格納したり、特別な部品の情報、説明または MRP データを格納したり、エンジニアリング ノート、設定、メンテナンス情報を格納するなどの用途に利用できます。
図形に追加するアプリケーション データの各レコードには、最大 255 文字を含めることができます。AutoCAD Electrical ツールセット の図形 1 つにつき、数百のデータ レコードを含めることができます。各レコードは、エンティティ ハンドルに加えて 3 桁のレコード番号(開始番号: "000")とともに図形に記録されます。各図形のもつ情報と同じ情報が、プロジェクト全体について、プロジェクト データベース ファイルのユーザ テーブル内に自動的に保持されます。AutoCAD Electrical ツールセット