新しいスマート ブロック機能は、図面内で以前にブロックを配置した場所に基づいて配置の提案を行ったり、指定したブロック参照を候補類似ブロックのパレットから選択して置き換えます。
[ブロック]パレットを使用して挿入したブロックに対して、新しいブロック自動配置機能が有効になり、ブロックをより簡単に配置して時間を節約できるようになりました。
ブロック配置エンジンは、既存のブロック インスタンスが図面内にどのように配置されるかを学習し、同じブロックの次の配置を推測します。[ブロック]パレットからブロックを図面に挿入するときに、エンジンは、以前にそのブロックが配置された場所の類似ジオメトリに近い配置を提案します。
たとえば、既に壁のコーナーに椅子ブロックが配置されている場合、同じ椅子ブロックの他のインスタンスを挿入するときに、同じようなコーナーの近くに椅子を移動すると、椅子が自動的に配置されます。ブロックを移動すると、壁がハイライト表示され、椅子ブロックの位置、回転角度、および尺度が、他のブロック インスタンスと一致するように調整されます。クリックして提案を受け入れるか、[Ctrl]を押して他の提案に切り替えるか、カーソルを離して現在の提案を無視できます。ブロックを配置するときに一時的に候補を非表示にするには、[Shift]+[W]または[Shift]+[ [ ]を押しながらブロックを挿入または移動します。
置換するブロック参照を選択すると、選択用の類似ブロックが提案されます。選択したブロックを、図面で指定した他のブロック、または最近挿入または作成したブロックのリストで指定した他のブロックに置換することができます。置換後のブロック参照は、元のブロックの尺度、回転角度、属性値を保持します。
ブロック置換を初めて完了すると、ブロック データへのアクセスを要求する同意ダイアログボックスが表示されます。ブロックの置換時に使用したコンテンツ データを共有すると、AutoCAD のスマート ブロック機能のブロック候補表示や他の機能の改善に役立ちます。
製品の改善のためにデータを使用することを拒否した場合でも、引き続きブロック置換機能を使用することができます。