ユーザ座標系(UCS)は、移動可能なデカルト座標系の位置および方向を確立します。UCS は、高精度な多くの操作に不可欠なツールです。
UCS を定義します。
既定では、現在のモデル ビューポートの作図領域の左下コーナーに UCS アイコンが表示されます。各ペーパー空間レイアウトの UCS は、図面の三角形として表示されます。

ペーパー空間で UCS を移動したり回転することはできますが、ペーパー空間の UCS は 2D 操作に制限されます。既定では、レイアウトの左下コーナーに UCS アイコンが表示されます。UCSICON[UCS アイコン管理]コマンドを使用して、既定の場所を変更することができます。
図面内のすべてのオブジェクトは、永久に固定されたデカルト座標系であるワールド座標系(WCS)の座標で定義されます。新しい図面では、UCS は最初 WCS と一致しています。各アイコンの左下コーナーの正方形は、UCS アイコンが現在 WCS と一致していることを示します。