特に指定しない限り、filter-list 内の各項目と一致するかどうかがテストされます。
しかし、数値グループ コード(整数、実数、点、ベクトル)に対しては、関係演算子を指定する特殊なグループ コード -4 を含めることで他の関係を指定できます。グループ コード -4 の値には、filter-list 内の次のグループに適用される関係演算子を示す文字列を指定します。
次のコードは、半径(グループ コード 40)が 2.0 以上 のすべての円を選択します。
(ssget "X" '((0 . "CIRCLE") (-4 . ">=") (40 . 2.0)))
次の表に、指定可能な関係演算子を示します。
選択セット フィルタ リストの関係演算子 |
|
---|---|
operator |
説 明 |
"*" |
すべてのもの(常に真) |
"=" |
等しい |
"!=" |
等しくない |
"/=" |
等しくない |
"<>" |
等しくない |
"<" |
より小さい |
"<=" |
より小さいか等しい |
">" |
より大きい |
">=" |
より大きいか等しい |
"&" |
ビット方式の AND (整数グループのみ) |
"&=" |
ビット方式のマスクが等しい(整数グループのみ) |
関係演算子の使用法は、テストするグループ コード値の種類によって異なります。
ビット方式の AND(論理積)、"&" は、((integer_group & filter) /= 0)の場合、つまり、マスク内の設定されているビットのいずれかのビットが integer_group でも設定されている場合に、真になります。
ビット方式のマスク "&=" は、((integer_group & filter) = filter)の場合、つまり、マスク内の設定されているすべてのビットが integer_group でも設定されている場合に、真になります(integer_group で他のビットが設定されていてもチェックされません)。