概要 - 空白領域を作成してオブジェクトをマスクする

ワイプアウトと呼ばれるポリゴン状の領域を作成し、現在の背景色を使用して背後にあるオブジェクトをマスクすることができます。

ワイプアウト オブジェクトは、既存のオブジェクトを空白の領域で覆い、注記のためのスペースを作ったり、詳細を隠します。この領域はワイプアウト フレームによって定義され、編集時にはオンにし、印刷時にはオフにすることができます。

WIPEOUT[ワイプアウト]コマンドを使用して、ワイプアウト オブジェクトを作成したり、図面でのワイプアウト フレームの表示または非表示をコントロールすることができます。

ワイプアウト オブジェクトの作成にポリラインを使用する場合は、ポリラインは閉じている必要があり、線分セグメントのみで構成され、幅は0(ゼロ)でなければなりません。

レイアウトでのワイプアウト オブジェクトの使用

ペーパー空間のレイアウトにワイプアウト オブジェクトを作成して、モデル空間のオブジェクトを隠すことができます。ただし、印刷する前に、[ページ設定]ダイアログ ボックスの[印刷オプション]領域で[ペーパー空間を最後に印刷]オプションをオフにして、ワイプアウト オブジェクトが適切に印刷されるようにします。