概要 - マルチ テキストでリストを作成する

マルチ テキストでは、箇条書きリスト、行頭文字付きリスト、段落番号付きリスト、簡単なアウトラインを作成できます。

複数行のマルチ テキストをリストとして書式設定できます。項目の追加や削除を行ったり、項目のレベルを上下に移動すると、リストの段落番号は自動的に調整されます。ほとんどのテキスト エディタで使用されているのと同じ方法で、リスト形式を除去したり、再割り当てすることができます。

自動リスト書式を使用する

既定では、リストの書式はリスト形式で表示されるすべての文字に適用されます。次のすべての条件を満たす文字列が、リストとみなされます。

注: この条件にあてはまるすべての文字列にリストの書式を割り当てない場合は、[箇条書きとリストを許可]オプションをオフにします。(インプレイス テキスト エディタ内で右クリックし、[箇条書きとリスト] [箇条書きとリストを許可]を選択します。)[箇条書きとリストを許可]にチェック マークが付いていない場合、マルチ テキスト オブジェクト内に、書式化された新しいリストを作成することはできません。

リストを作成するには、次の方法のいずれかを実行します。

リストの書式を割り当てる

リストの書式を割り当てるときに、箇条書き、大文字または小文字の行頭文字、または段落番号を指定できます。リストの種類を選択すると、その種類の既定の設定が使用されます。行頭文字または段落番号の後にはピリオドが続きます。ネストされたリストでは、行頭記号、行頭文字、段落番号が重字で表示されます。項目は、インプレイス テキスト エディタのルーラーでタブが指定されている箇所でインデントされます。

[文字の書式設定をコピー]を使用する

任意の文字に対して、ある文字オブジェクトの書式設定を他の文字オブジェクトに適用することができます。次の例では、既存のリストの書式をコピーすることによって、リスト項目を作成しています。

自動リストを使用してリストを入力する

[自動リストを許可]がオンのときは、入力しながらリストを作成できます。行頭文字、段落番号、または行頭記号を使用できます。

たとえば、エディタで ¥U+25CB と入力して[Space]を押し、文字列を入力します。これにより、行頭記号の白丸が作成されます。

特定の文字フォントでは、文字コード表から使用できない記号もあります。しかし、Unicode 文字を直接指定すれば(この場合は U+25CB)、常に希望の行頭記号の書式を使用することができます。

注:

Unicode 文字または記号の後に[Space]を押すか、これを個々の文字として使用します。

[文字コード表]ダイアログ ボックスから記号を貼り付けることもできます。

[文字]ダイアログ ボックスから記号を貼り付けることもできます。

次の文字は、リストを入力するときに段落番号または行頭文字の後ろで句読点として使用できます。これらを行頭記号として使用することはできません。

文字

説明

.

ピリオド

:

コロン

)

閉じ括弧

>

閉じ山括弧

]

閉じ角括弧

}

閉じ波括弧

他のドキュメントのリストを貼り付ける

ワード プロセッサからネストされた箇条書きリスト(リスト内のリスト)をコピーして、マルチ テキストに貼り付けた場合、白丸として表示されている行頭記号は、マルチ テキスト内の他の行頭記号のように書式設定できない場合があります。これは、箇条書きが、ネストされた箇条書きリストではなく、o のような文字である可能性があるためです。ネストされたリストの書式をいったん削除し、これを重字の行頭記号に変更して再適用することができます。